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こんにちは、エールラボえひめのディレクター、泉谷昇です。
先日、大三島、弓削島、生口島を訪れました。そこで感じたことが今回のお題「進化と深化」です。
 
プロジェクトを始まる頃は前号でも書いたように、何もない所から事業を立ち上げるゼロイチは、先ずは「始めること」が目標となります。
 
しかし、事業は循環させることで継続・持続でき、そのために必要なのが「イチニ」と言う事業を展開または深化させることです。
 
ただ、「ゼロイチとイニチの境目はいつ?」でしょうか?これは、明確な定義はなく、事業計画書や経営状況、これまでの経験則などを参考にすればよいと思います。
ちなみに、いよココロザシ大学の設立時には中期事業計画を書きましたが、役に立ちませんでした。
しかし、当時に書いた方向性(≒ビジョン)は、今も描き続けている感じです。
 
ごく一般的に年数で例えると「3年」が一つの区切りと言われていて、3年間で事業を循環させて経営的な地固め、4年目以降の体制づくり、そして「事業の発展(≒イチニ)」となります。
 
この「事業の発展」を、どう考えるか?が今回のテーマです。
ゼロイチ期間を設立時から2年間ほど(先ずはやってみよう!)と経験などの蓄積に一所懸命かもしれません。
そして3年目になると過去2年を振り返り、4年目以降の事業戦略などを描く感じでしょうか?
 
先日、大三島で訪れたパン屋「まるまど」さんは開業5年、主力商品はみかん酵母を使ったハード系パンです。他にもベーグルなど色々と美味しいそうなパンが並んでいました。
 
この場合、みかん酵母を更に深めたハード系パンを突き詰めるなら深化、みかん酵母の可能性を新しいパンで表現するなら進化です。
実際に「これは新作パンなんですよ!」とオーナーの小松さんオススメのパンを購入しました。
 
弓削島で訪れたのは「vida con miel/ヴィダ・コン・ミエール」というカフェレストラン。
ランチコースをいただきましたが、料理は全て厳選素材を活用した西尾さんの創作。
実はvida con mielでのランチは2回目で、前回とは全く違うメニューでした。
 
この場合、厳選素材の料理が違ったのは深化。
ランチ前にはブランチメニュー、午後にもランチコースを食べられるのは進化(展開)と捉えることができます。デザートセットまで美味しくいただきました。
 
生口島で訪れたのは耕三寺。平等院鳳凰堂を参考にした本堂や地獄&天国を考えさせられる千佛洞峡が有名ですが、今回の目的は「未来心の丘」という耕三寺の奥にある大理石で作られた石の庭園でした。
 
未来心の丘は、仏教の教えを深く、そして新しく具現化したという観点から深化と進化の典型で、極めれば多くの人の興味や関心を惹くと分かりました。
当日は大勢が訪れていて、私もその中の一人でした。
 
事業開始初期は注目もされますが、いつの間にか同業多種の中で埋もれてしまいます。
そんな中で深化と進化を繰り返すことで、比較されてもオンリーワンの存在となれれば、埋もれずに輝けます。
 
エールラボえひめも3年目、立ち上げたプロジェクトには4年目を控える取り組みも多く、深化と進化が必要になるでしょう。
 
エールラボえひめディレクター
泉谷昇

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