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キーボードのオーバーホールをやってみた結果・・・

現在イエコーが使っているメインPC用のキーボードは、7〜8年くらい前に購入したメンブレン式。定かではないが、確か3000円ちょいくらいだったと思う。

イエコーのキーボード

キーボードは高い順にメカニカル式、パンタグラフ式、メンブレン式の3種類ある。かなり大雑把に言うと、これらの違いはキーのバネだ。

メカニカル式はコイル状のバネを使っている。パンタグラフ式はその名の通り、電車のパンタグラフのようなバネだ。そしてメンブレン式はシリコン。もはやバネではない。ゴムだ。シリコンがヘタれば使えなくなるが、メンブレン式の中でも上位機種になると、やはり打ち心地はかなりよい。

イエコーのキーボードは、メンブレン式の中くらいだが使いやすく、今も現役だ。しかし翻訳家・ライターに転身してからは、とにかくたくさん文字を打つ。そろそろプロっぽいメカニカル式に買い替えてもよいのではないか?と思うことも時々ある。


■なぜキーボードのオーバーホール?

メカニカル式に買い替えたいと思い始めてから間もなく、キーボードに不調が現れ始めた。ギシギシ音が鳴り、キーが固くなり引っ掛かることもある。買い替え時期の到来だ。

しかしイエコーは、使えるものを捨てることができない性分だ。ましてや今までお世話になった商売道具を粗末にはできない。そういうわけで、もったいない精神に基づき、キーボードのオーバーホールをやることにしたのである。


■オーバーホールは意外と簡単

キーボードのオーバーホールと書くと大変そうなイメージだが、意外と簡単だ。キーボードのキーを取り、ネジを外してキーボードカバーを取り外す。そして洗浄。キーはマイナスドライバーなどで簡単に外れる。またキーを外すと、キーの隙間に溜まったゴミとキーの手あかに驚く。せっかくなのでしっかりと洗浄しよう。

キーボードカバーはキーを外すと、お見せできないくらい汚かった
キーもビックリするくらい汚れていた

なおキーを取り外す前には、キーボード全体の写真を撮影しておくことをおすすめする。理由は記号などの位置がわからなくなるからだ。

上下左右方向を間違えると、キーがはまらない仕様になっている


英文字は「QWERTY配列」の由来であるQWERTYから入れてみた

また、分解中にわかったのだが、キーボードの不調の原因はキーの滑りが悪くなっていたこと。プラスチック同士が摩擦し続けた結果である。例えばプラスチック製の書類ケースを長年使うと、引き出しの滑りが悪くなるのと同じ理屈だ。

■メンブレン式でもこの裏技を使えば・・・

さて、キーボードの不調の原因は、キーの滑りが悪くなっていたこと。ただキーボードには潤滑油は使えない。そこで使うのが、シリコンスプレーだ。このひと吹きで、キーボードは生まれ変わる。

シリコンスプレーの一例

シリコンスプレーをする際は、キーボードカバーにキーを取り付けた状態で、裏からスプレーするのがポイント。キーがこすれる部分を念入りにスプレーする。

なおこの作業は、自宅の床の上でやってはいけない。シリコンスプレーが床に付着すると、そこだけとても滑りやすくなり危険だ。庭とかベランダなど、屋外でスプレーするのがベストである。

キーボードの裏からたっぷりシリコンスプレー
メンブレン式のバネはシリコン

スプレー後はキーボードカバーを本体に戻し、ネジを締めると作業は終わりだ。

■キーボードが復活した結果・・・

キーボードのオーバーホールが終わると、さっそく打鍵テストである。実際の画面を見ながら打ってみた。

その結果、タッチがかなりスムーズで軽やか、もちろん引っ掛かりも全くない。むしろ購入したばかりの時より、打ちやすい。そのためタイピング速度が明らかに上がっているのが分かる。こんなことであれば、もっと早くオーバーホールをやるべきであった。

あなたも手持ちのキーボードをオーバーホールすれば、仕事の効率が上がるかもしれない。キーボードを買い替える前に、一度試してみてはいかがだろうか?。


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