20241112_オムレツのにおいは流れる
・最近、「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」「東京の空の下オムレツのにおいは流れる」を続けて、大切に読んだ。
・時代的なものなのか、著者の好みなのか、まあたくさんバターが出てくる。「バタ」か。料理がすきなひと、「バタ」と書くイメージあるけど、発音も伸ばさず「バタ」なのかな。
・解説とかにも書いてある通り、思い出や気持ちとレシピ、味の感想やコツ、いろんな角度でその料理について書かれているのに、それぞれが全く邪魔をしていない。章立ても不思議なバランスだと思う。料理がうまいひとの文章だと感じる。料理がうまいひとの文章は大体美味しい。
・夢を叶えたというべきか、理想への一歩を踏み出したというか、小さな出来事があった。
・秦基博さんのGirlという曲のカラオケMV(?)は、前田敦子さんが主人公で、仕事をしつつ趣味というか夢というかにも向き合いつつ、評価もされつつ、その延長でちょっと恋が始まるかも?みたいなストーリーなんだけど、初めて見たときから、この前田敦子(が演じている女の子)うらやましい〜!という気持ちがあった。
・前田敦子だからではあるが見た目がよいのは言わずもがな、仕事は薬剤師で、つまり頭もよく手に職があり、文筆的な趣味があってひとりでも穏やかに日々を過ごしている。しかもその単調気味な毎日にちょっとしたイベントが、、?!みたいな。
・すべてを手に入れているなと思う。華やかではないし豪華でもなく(薬剤師ならまあまあ稼いでいるだろとは思うが)、現実的なのに真似ることはできない。生まれ変わったらこの前田敦子(演じる女の子)になりたい。気持ちが強くて途中から前田敦子さんを呼び捨てにしているな。
・この曲は、秦基博さんが自身の娘さんを想って作ったと聞いたことがあり、かなり納得した。恋人への目線どころではない、すべてを受け止める愛と手放しの幸福を願う気持ちがあり、これはもう確かに娘以外に向けられないだろと思う。
・そんな世界中から大切にされている存在が大人になったイメージなのか、また違う話なのかわからないが、成長した前田敦子(演じる女の子)は、少なくとも私にとってはいちばんなりたい存在として生きている。よかったね。
・いちばんうらやましいところが、仕事のあと部屋で趣味の文章を書きながら、ボンボンショコラをぱくぱく食べているところ。こいつこんな時間にこんなカロリーありそうなものを、、!と思った。それでいてこの美貌。まあ前田敦子がそういう食生活をしているわけではないというのはあるが。
・薬剤師ではなくただのSEで、文章へも真っ直ぐ向かえず、ひとりで穏やかに日々を過ごせない私が、唯一真似できること、それはこのボンボンショコラを食べることだ!!!!いや、違うとは思う、でも単純に食べてみたいなあと思った。
・彼女の幸せな生活の一部を(しかもかなり象徴的に)担っているそれを自分の人生に取り入れたい。単純に聖地巡礼のほうが近いな。と思いながら早数年経ち、例のあの金色のボンボンショコラぽいものはたまに見かけるものの、なんとなくタイミングを逃しつつけていた。
・かなり似ているおかしで、バラではなく3個入りで売られている金色のチョコがあり、なんと今日それを手に入れた。どこにでもあることはわかっていたが、今日ついに、前田敦子、、!と思いながら買った。実際の映像のものとはまた違うんだけど、ボンボンショコラはそんなに得意ではないのでよいでしょう。
・特に夜、気軽に甘いものを食べられる人生の美しさ、尊さよ。それを手に入れるには、例えば自分へのご褒美を許せるような達成感か、摂取カロリーを凌駕するほどのエネルギーをそそぐ存在か、いずれにしても生きていくために大切な何かが必要だ。
・つまり、チョコのために!ではなく、何かの結果としてチョコを食べられるような生き方に憧れているんだろう。
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