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JaSST'22 Tokyoを開催しました

こんにちは、うへのです。2022年3月10日−11日にJaSST'22 Tokyoを開催しました。

今年は600名を超える方に参加いただき、TwitterやDiscordもかなり盛り上がりました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

今回、私は共同実行委員長として大会をリードさせていただきました。実行委員として関わるのはもう4年目になりますが、今年の学びは格別だったので、しっかりと言葉にしておきたいと思います。

JaSST'22 Tokyoでやりたかったこと

JaSST'22 Tokyoで実現したかったことは大きく分けて二つありました。

一つ目は、オフラインと同じような場としての機能を持たせること。一方的な配信ではなく、コミュニティとしての場を作ること。そして、その楽しさを届けること。オンラインだから無理という思い込みを捨てて、いろいろな工夫を凝らして実現している他のカンファレンスの知見を取り入れながら、当たり前にしたいと考えていました。そのためにDiscordを採用することに決めました。
当日はDiscordが盛り上がっている場面もたくさんあり、JaSST'22 Tokyoは参加者全員で作り上げたものなのだと改めて実感しました。
一方で、去年と違う設計になったところがたくさんあったため、実行委員同士でうまく共有できない部分があったり、スポンサーや参加者の方へのご案内が不足したりする部分がありました。改善点は是非次につなげて行きたいと思っています。

二つ目は、昨今テスト系のカンファレンスでも増えてきているアジャイルの文脈でQAの文化、組織の話を届けること。QAやテストエンジニアもアジャイルでやっていかざるを得なくなっているときに、変わるためのヒントを示すこと。
幸いなことに基調講演にジョナサン・ラスマセン氏をお招きすることができ、多くの方から学びがあったと言っていただけました。

JaSST'23 Tokyoに向けて思うこと

JaSST'23 Tokyoはどんなカンファレンスにしたいかと考えた時に、個人的な強い思いがあります。

その年のテストのトレンドをつくっていくこと。これは外せないポイントです。

そして、関わる人々のUXをあげること。スポンサー企業様、参加者、運営のUXをもっとあげていくことです。たとえば私が1月にRSGTでボランティアをさせていただいたときに衝撃を受けたように、実行委員やボランティアスタッフがブログを書くようなことがJaSST Tokyoでも起こせれば最高です。

ここからはただの雑感…

あの日からまだ2週間とちょっとしか経っていないなんて本当に信じられません。もう2ヶ月くらい過ぎてしまったような気がします。

JaSST'22 Tokyoの立ち上げは例年より遅れてしまったので、実行委員長を初めて務める身としては焦りが大きかったのですが、それでもいろんな人に支えていただきました。特に実行委員の皆さんには、本当に感謝しています。
いろいろな方から個人的に応援メッセージもたくさんいただきました。どれくらい私を支えてくれたかわかりません。本当にありがとうございました。

実行委員になりたいと言ってくださる人と話すと、JaSSTに参加して感銘を受けましたと言ってくださる方がいます。私自身も中の人になるまでは実行委員長は憧れだったなと思いながら、今その立場に自分がいることをしみじみと噛み締める瞬間がありました。JaSSTの20年の歴史に身が引き締まる思いがしたものです。

20年の歴史の積み上げがあって、その上で私たちはどんな価値を出していくのか。そのことに真正面から向き合った1年でした。足りない部分にも気づけたし、逆にできるようになったこともたくさんあるので、次はもっと上手に時間を使っていけるはずです。

次のJaSST Tokyoでは何を届けていこうかと、考えるだけでわくわくします。また最後にみんなで笑い合えたら嬉しいです。

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