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月1伝えるための勉強会#2 ~SDGsと企業の動き(SDG2とSDG12)~


4月12日に行われた「月1伝えるための勉強会#2」のテーマはSDGsと企業の動き(SDG2とSDG12)でした。

テーマにまつわるプレゼンテーションから意見交換を発展させ、気づきの多い有意義な勉強会となりました。

以下では、注目されたキーワードや意見、疑問等を抜粋して紹介します。


〈注目されたキーワード〉

・ESG投資:ESGとはE=Environment, S=Social, G=Governmentの頭文字を取ったもの。お金に変えられない価値も重要視して行う投資。

・トレーサブル:透明性が高いことを示す。カカオであれば、「アフリカ産」などと漠然としたものではなく、生産者まで追うことができるようなもの。

・SDGs Wash:表面ではSDGsに取り組んでいるように見えて、実態が伴っていない企業などを指す。

※キーワードは、記録者が簡単にまとめたものです。


〈SDGsバッジについて〉

Aさん:SDGsのバッジつけている人は大勢いるけれど、理念や活動をどのレベルまで理解しているのだろう?

Bさん:深く理解している人は一部かもしれないけれど、SDGsバッジを良く見かけることからも、SDGsにMDGs(ミレニアム開発目標)にはなかった知名度があることが分かりますね。

→「SDGsブーム」と呼べるのでは。

Bさん:バッジを着けている人に何故つけているのか聞いてみるのもありでは?

Cさん:一回の学校の授業と発表後に、「SDGsの理解者」としてクラス全員にバッジが配られたことがあった。一度だけで、理解者と呼べるのかと違和感を覚えました。


〈企業の取り組み・CSRレポートの調査〉

自分が気になる企業の出しているCSRレポートや持続可能性への取り組みをウェブサイトで検索して、発表し、感想や疑問などを共有しました。

例)
①企業名
②注目した取り組み
③感想、疑問など
①マクドナルド
②パーム油認証。
③承認は、誰のものなのだろう。世界的な基準なのだろうか。SDGsの基準のみを満たしていればそれだけで本当に良いのだろうか。
①湖池屋
②収穫後からのロスの様々な活用。
③細かな分類をして再利用する取り組みは良いと思った。しかし、選別の厳しさなど収穫の際に出る廃棄には言及されてない点は気になった。
①COPE生協
②SDGsの10番を積極的に行っていた。産地を明らかにしていた他、リユース、リデュース、バイオマスの取り組みが見られた。
③上記のような配慮や工夫をもっとアピールしても良いのではと感じた。
①明治
②カカオ豆の生産が追い付かない(飢餓、森林伐採、技術継承の難しさ、栽培知識の不足)状況を改善する為の支援をしている。
③企業目線だとしても、生産地の労働状況改善に寄与すること事態は良いことだと感じた。
①Calbee
②じゃがいもに関しては、流通から顧客対応まで細かく書いてあった。
③商品を作るのに必要な材料は多岐にわたるはず。じゃがいものこと以外はどのような取り組みをしているのだろうか。
①summit
②モグモグチャレンジ(期限間近の商品にシールを張って、購入を促進すると共に途上国への寄付などにも繋がる)
③フードロス削減だけでない、一歩踏み込んだ政策だと感じた。


〈学んだことを伝える方法〉

・企業に実際の声を届けてみる!
お客様相談室を訪ね、素直に良いと思ったことや疑問を伝えてみる。

・新聞に寄稿してみる!
率直な意見を自分の内側に留めておくのではなく、社会になげかけてみる。


【記録:YEH山梨 土田】


●次回告知

・日程:5月10日(月)19:30〜21:00

・テーマ:海外YEHの活動を知る(今回はバングラデシュにフォーカス)

・参加者:YEH&伝えるボランティア
※この勉強会はHFWの青少年育成事業の一環で、内部向けに開かれているものです。

【「月1伝えるための勉強会」について】
「食料への権利」を実現するために世界5ヵ国で活動するハンガー・フリー・ワールド(HFW)で活動する15歳〜24歳のボランティア(YEH&伝えるボランティア)が月1回集まって、食料問題に関連するテーマに沿ったトークの後に、感想を共有し、理解を深め、そして、新たに知った情報を「誰かに伝える」方法を考えるための勉強会が、「月1伝えるための勉強会」です。
基本、毎月(ほぼ)10日に開催します。
・ハンガー・フリー・ワールドについてはこちら
・伝えるボランティアについてはこちら

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