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黒崎監督の青島西海岸について&中国における日本人指導者たち


2024年1月2日、青島西海岸は黒崎久志新監督就任を発表。
同時に菊池忍フィジカルコーチ、前田浩二アシスタントコーチも


言わずと知れた元日本代表
日本で監督としては。。だったが中国では活躍中
名古屋、磐田など多くのJチームでフィジカルコーチ歴任

・中国リーグにおける日本人指導者

かなり増えている。
後述の通り、黒崎氏は中国3チーム目(以前は山東泰山、武漢三鎮でアシスタントコーチ)前田氏は4チーム目(広州恒大、武漢三鎮、上海申花、、)

23年~24年の状況では

・22年リーグ王者武漢三鎮
高畠勉監督(23年限りで退任)&アシスタントコーチに黒崎久志(前述通り、青島西海岸監督)上村健一(元日本代表、24年の去就不明)、、

・23年カップ戦王者上海申花 前田浩二アシスタントコーチ(彼も青島へ) 

・23年リーグ3位&ACL出場浙江FC
池谷友良育成総監 18年から浙江へ、元々今治FCにいて元浙江監督岡田武史氏の関連で派遣されたとのこと


・23年リーグ11位梅州客家
川合学
育成総監、庭田智弘コーチ(U15チーム監督)

、、、筆者の把握する限りなので、まだ他にもいるかもしれない

中国での日本人指導者といえばやはり岡田武史氏(2012-13年杭州緑城:元浙江FC監督)。当時はチームがあまり戦力なく、成績はイマイチだったが
多くの中国代表クラスの若者をデビューさせるなど、その育成や指導は高い評価を受けた。

https://twitter.com/guojiadui/status/1731595962186166315

バブル期(2011~19年頃)も大連・倉田安治監督や、前述高畠氏は16年から河北で育成責任者やリザーブチーム監督を歴任。
また広州富力のストイコビッチ監督時代には、喜熨斗勝史、菊原志郎両氏もスタッフ入り
河北、富力ともにその後財政難でリーグ脱退してしまったのは残念

プロクラブ以外にも多くの日本人指導者が中国で指導、
最も著名なのは楽山孝志氏だろう。

現役時代ジェフ、サンフレッチェへて、2011年深圳へ。(当時はトルシエ監督、巻誠一郎も在籍)13年までプレイ。引退後も深圳に在住し、現在も中国でスクールを経営するなど活躍している。

他にも本田圭佑氏関連の上海SOLTILOSPORVA、、など多くの面白そうなスクール、企業、指導者たちが中国にいるのでご紹介したい。

・日本人選手は?

これだけ指導者が多いにも関わらず、日本人選手は少ない。
これは筆者も謎、理由を知りたい。。

04年の現行リーグフォーマット移行後は4人

楽山孝志(2011~13 深圳85試合4得点)
巻誠一郎(2011深圳 4試合0得点)
大黒将志 (2013杭州緑城:現浙江FC 24試合3得点)
エスクデロ(2015江蘇舜天:解散 29試合6得点)

大黒&巻の元代表組がやや残念な成績だが、楽山&エスクデロは成功か。
なお巻、楽山は加入時の深圳監督がトルシエ。大黒は岡田武史、と監督の意向が働いたのは間違いない。この理論でいえば、日本人監督は日本人選手を呼びたがると思うのだが。。

「中国はレベル低い」「環境が悪い」「ラフプレー云々・・・」
分かる、けど香港、マカオ、ブータン、ラオス、カンボジア、ミャンマー、アフリカ諸国、どこにも日本人がいる時代。それよりゃマシでしょう??

例外はエスクデロ。前年に韓国・FCソウルでACL準優勝。その活躍が目に留まり、翌年江蘇に引き抜かれたパターン。(当時ソウルのダミヤノビッチ、ハデソン、監督チェヨンスらも中国へ)
同年カップ戦優勝に貢献、当時AFC加盟国枠だったが、中国ではDFにAFC枠を起用する選手が多かった中で、AFC枠で攻撃的選手は当時エスクデロとティム・ケーヒル(上海申花)だけだった記憶。評価も高かった。
ただ翌年、チームが金満化。江蘇はジョー、ティシェイラ、ラミレスなど爆買いを始めエスクデロら既存外人はお払い箱になったのは残念。

バブル期、しかもAFC枠廃止後にアジア人選手がほぼ消滅したのは仕方ないが、それにしても04年以降アジア他国と比較すれば、日本4人に対して、
韓国61人!を筆頭にオーストラリア39人、ウズベキスタン19人、香港18人(香港は外国人扱いにならないし帰化二重国籍が多いが)、もう少し日本人いてもおかしくないと思うが・・

・青島西海岸について

青島西海岸(Qingdao West Coast F.C.)その名の通り、山東省青島がホーム
青島には青島海牛というプロリーグ創設から存続する老舗クラブもあり、今季は青島ダービーが実現する。

クラブ創設は2007年。20年にプロリーグに参戦、当時の名称は青島青春島、23年から青島西海岸の名称に。
ホームスタジアムは古镇口大学城体育中心
親会社は青島中創恒泰建築工程有限公司(99.5%)という建設会社、特に国有企業や不動産デベロッパーの血は入っていない純民間と見られる。
しかし地元・青島市西海岸新区の自治体とも連携しているらしい。

23年は中甲リーグ(2部相当)で2位、四川九牛(CFG)に次ぐ成績で初のトップリーグ昇格を決めた。監督はゾラン・ヤンコビッチ。現役時代ブルガリア代表としてEURO2004に出場、大連実徳で活躍した00年代の中国リーグを代表する名選手の一人だったが、昇格後退任していた。

ポスター

・主な選手

(外国人選手中心に、新監督の方針のもとこれから補強されると思われ
随時更新します)

開幕時点の登録メンバー
24年開幕前、新加入の外国人選手たち

*新加入
MFエドゥアルド・エンリケ(Eduardo Henrique/ブラジル)
95年生まれ、186CMの長身ボランチ。ブラジルU20代表歴あり
昨季はアルラエド(サウジ)、その前はセリエAのクロトーネ、スポルティングリスボン(ポルトガル)などに在籍

*新加入
FWネルソン・ルス(Nelson da Luz/アンゴラ)
99年アンゴラ出身。アンゴラ代表12試合出場のウイング。
昨季はギマリャンス(ポルトガル)で15試合1得点。177CM左利き。背番号10を背負う。

*新加入
DFハロヤン(Varazdat Haroyan アルメニア)
92年生まれのCB、アルメニア代表79試合出場。同国代表キャプテンも務める。前所属はアスタナ(カザフスタン)アルメニア、イラン、ロシア、キプロスでプレイ、スペイン1部のカディスにも在籍経験あり。

*新加入
FW阿蘭(A Lan/Alan Douglas Borges de Carvalho)
89年ブラジル・サンパウロ出身。フルミネンセ、レッドブルザルツブルグへて15年中国へ。広州恒大、北京国安、天津天海などで活躍。19年中国国籍取得しカタールW杯予選に出場。22年ブラジルに戻りフルミネンセに在籍。
帰化組だが、今年で35歳。どこまで期待できるか

*新加入
FWボーゲル(Jean-David Beauguel/フランス)
92年フランス・ストラスブール出身。196CMの長身FW。フランス国外でキャリアを積み、21/22シーズンViktoria Plzeň時代にチェコリーグ得点王。昨季はサウジのAl Wehdaで16試合2得点。得点源と期待される。父がチャド人

*新加入
FWリアスコス(Brayan Riascos/コロンビア)
94年コロンビア出身。ブラジルのコリンチャンス出身、21年からウクライナのメタリストでプレイしていたが、ロシアのウクライナ進攻で契約解除。昨季はトルコのガジアンテプスポルにいた。

MF張修維(Zhang Xiuwei)
1996年四川省達州出身。18~19年リッピ時代にA代表2キャップ、チームの中国人選手で一番の大物か。18歳でフランス・リヨンのBチームと契約。16年帰国し天津権健、広州恒大でプレイ。U23代表では10番背負い、技術やパスセンスに優れ「中国のモドリッチ」と期待されたが、広州で低位置確保できず伸び悩み。23年後半から加入し昨季11試合出場。

MF陳柏良(Chen Poliang)
1988年台湾・高雄市出身。中華台北代表主将、同代表歴代最多得点&試合出場(81戦25点)。2012年深圳加入後10年以上中国大陸のプロクラブを渡り歩き(深圳→上海申花→浙江→長春)5チーム目の攻撃的MF。
22年青島に来てからリーグ戦57試合6得点8アシストとまだまだやれそう

DF田勇(Tian Yong)
1987年生まれのキャプテンを最後に紹介。地元青島生まれ、なかなか目が出ず2度引退へて15年前身へ加入。アマチュアリーグから叩き上げ、キャプテンとしてトップリーグ昇格まで辿り着いたのは見事。昨季27試合2得点。

最後にCCTV(中国国営放送)のドキュメンタリー。昇格直前~チームオーナー、キャプテンたちに密着している。全部中国語だが興味あれば


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