背負う

数週間前に、恐ろしい投稿を残しているのは、さておき。寝ぼけてたんだ、こんな事もあるさ。
三連休の最終日、連休中にあった出来事を振り返る。

連休初日久しぶりに映画館で映画を観た。やはりブラッドピットはかっこよかった。ジョーブラックをよろしく、あたりをもう一度観たくなった。ここ数年、商業施設に足を運ぶ度、閉ったお店やテナントを多く見かける。別に通っていたお店ではなかったけど、その先に職を失った人がいるのかもしれないと思うと、少し心が暗くなる。街が空いていることは快適だけど、閉った店が多いから人通りが少ないのかと考えると複雑な気持ちになる。映画の前に入った飲食店は、お昼時を過ぎても席が埋まっていて、ひとりの女性が配膳やレジ、片付けまでこなし、とても忙しいそうだった。閉った店とのアンバランスさに、また心の中で唸る自分。

連休二日目、一ヶ月ぶりにカラオケに行った。なんとなく「りれき」画面をスクロールしていたら、前回の自分の履歴が出てきた。そういえば同じ部屋だったかも、こんなことあるんだ。それにしても、ここも来店する人が少ないという事か。いつもいる受付のお姉さんも、いつかいなくなってしまうのか、考えると悲しくなるから止めておこう。
夜、連続ドラマを観る。あー、これは誰も責められない、誰のせいにもできない結末なのかもしれない、と勝手に先読みして悲しくなった。
連休二日目までなんだか暗い感想ばかりだが、たまった洗濯物は全部洗濯できたし、自転車の空気が抜けていたのも直ったし、すっきりできたことも同じくらいあった。

連休三日目、友達と美術館へ行き軽い食事をした。百年近く前から、現在の洋服やファッション文化の大体が出来上がっていて、私が生きてきた四十年余りでは、大きな進化や変化はなかったことを知った。自分が外国の古い物や文化に惹かれる理由が少しわかった気がした。自分にとっては、古いのではなく、現代よりもっと洗練されているものに見えたから魅力的なのだろう。
食事をしながら、人に対して自分の気持ちが動くときの話をしていた。友人と別れた帰り道、自分にとって人と生活を共にするということは、相手の全てを背負う覚悟がないとダメなんだなと思い、そりゃ私には出来ないわけだと、妙に納得した。だって相手はそこまで背負ってなくても、私は背負ってしまうのだから。



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