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331.なことばかりで



北海道4ヶ所の遠征ライブが無事終了し、横浜へ戻ってきました。
とても濃厚な1週間だった・・。

4月16日、駿人さんと合流し朝一の便で羽田から釧路たんちょう空港へ。およそ2時間弱で到着し、そこから阿寒エアポートライナーというバスに乗り換え、さらに2時間。
昼前に阿寒湖温泉へ到着。

お昼ご飯を前回滞在時に気になっていたけど入れなかった奈辺久で。わかさぎ天定食。ごぼうもスナックのように食べられる。おすすめというカレー塩で食べるのもまた味変で最高。

満足して湖畔を歩きkapiwへ。久々の再会を喜びつつコーヒーをいただき、ゆったり話をする。
荷物を置かせてもらい、ボッケを見に山登り。湖の美しさや森を抜けて次第にかおってくる硫黄の匂いに驚いたりしながら歩く。途中湯気の出た小川を見つけ触るとあつい!駿人さんは足場をミスって泥まみれになり、氷が残る湖で足と靴を洗う羽目に。どんまい。「俺ってこういうところある」と反省していました。

阿寒湖畔にはいくつか無料の足湯があり、そのひとつで疲れた足を休めることに。足だけ入れてたら全身でつかりたくなり、せっかくなので温泉へ!

ニュー阿寒ホテルにある日帰り温泉貸しタオル付き1600円。
屋上には「インスタ映え!」みたいな、天空露天が。壁がなく、阿寒湖との境目がない。そのまま湖に入りそうな、高低差がバグった世界。

傾いてきた太陽が温泉に反射してスパークしてる。
そこに壮大なインストゥルメンタルミュージックが流れて、いう言葉全部ポエムみたいになり、サウナといったりきたりして駿人さんと3時間入った。インフィニティー風呂というワードが爆誕。
来年はこの温泉付きツアーでみんなで入りましょう。

風呂を上がり無料のアイスを食べているとこの日共演の下倉幹人(かんと)から電話が。
「FM釧路のパーソナリティさんから連絡があって、この後電話出演して今日のイベント宣伝しない?」
とのことで、つやつやになってkapiwに戻る。

かんととも久しぶりの再会を喜び、今日よろしくね〜なんていって、いろんな話をしながら出演の時間を待つ。
かんとは緊張しすぎて
「アコギにエレキギターの弦を張っちゃった!」
と言っていた。

photo by umihayato

しばらくしてから電話が鳴り、ラジオ出演。
かんとが喋っているのを聴いているとき、その緊張感がなんだか心地よかった。がんばれ〜って唱えた。一生懸命最適な言葉を探すように喋っていた。自分にはもうできないかもしれない。言葉に対する言葉の辞書がある程度出来上がってしまっている。振り返れば、羨ましいと思ったのかもしれないな。

自分も話させてもらって、あっという間に時間は過ぎ。
隣でかんとはホッと一息ついていた。

photo by umihayato

20時頃になって、ポロンノへみんなで歩いて移動。
ポロンノで準備をしながら、乾杯したり、話をした。

21時、早速お客さんが。なんとFM釧路の番組を聴いてきてくれたのだと言う。効果がはやい!すごい!

続々と人が集まり、まずはかんとから演奏。
「地元だと人に甘えてしまう」と言っていたが、そんなことはない、緊張感のある、堂々とした歌だった。自分が19歳の頃を思い返していた。まだ弾き語りもはじめていない、ただ曲だけ作っていた頃。横浜でバンドをはじめた歳だ。

photo by umihayato

目の前にいる、昔の自分など足元にも及ばない、ギターも歌もうまい19歳を観ながら「自分にできることはなんだろう」という気持ちになってくる。
この日のライブもそうだけど、もっと大きな視点のもの。

かんと、おれ、休憩、おれ、とやって、最後には彼に締めてもらわないと、と、かんとに出番を渡した時のあの、見えないけど確かな手応えには、まだ名前がついていない。

photo by umihayato

ポロンノでだいぶ長く飲んで、料理も振る舞っていただき、気づけば2時!
久しぶりに再会できた人たち、自分の音楽に喜んでくれた人たちがいてくれて、本当に来てよかったと思った。

photo by umihayato

かんと、ポロンノと繋げてくれてありがとう。
みんなで夜空を見上げた。
阿寒湖は快晴だった。

photo by umihayato

さて、その手応えの名前を探しに札幌へ向かいましょう!

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