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ばた292.ばさ


2022年12月11日日曜日。東京は渋谷、道玄坂の上、怪しそうな道を抜けた先にあるビルの7階に7th Floorがある。

そのビルに向かっていると前方に楽器を背負った少年の姿が。
「ぼく、大丈夫?」と聞くと振り返り、
「いやぁ〜無事つきましたわぁ!(関西弁)」
アフターアワーズのショー・ウエムラと喜びの再会!

「ツアーおつかれさまです」と話をしながら7階へ。
いよいよこの日がやってきた。気分の高まりとともに、欽ちゃんの仮装大賞の目盛りのごとくグングンエレベーターは昇っていく。

テン…テン…テン…テテテテテテテテ…テーン!

チーン(ウィーン)。

『くしゃくしゃに笑えベイビー!』レコ発。
同じくCDを発売した同志、大阪からアフターアワーズを呼んで日曜日の昼間に開催。

小野雄大もバンドセットで気合い十分。
しかも先月末には札幌遠征も経ているからテンションも高いゼ!
まずはみんな欠けることなく集まれたことに感謝合掌。

お昼のイベントは準備の時間がとても短い。だからぼくはずっとバタバタして、2022年の「両足が地面に同時についている時間がとても少ないで賞」を獲得。「カァ〜ッ!カァ〜ッ!」とバサバサ飛び回るぼくは、レジェンドスタッフ馬場のおかげで下のローソンにからあげ棒を買いにいく時間を捻出できた。

アフターアワーズにようやくバンドセットを観てもらえて嬉しかった。
リハを終えてなおさら楽しみにしてくれている彼らの顔が最高に嬉しかった。

今年の2月に同会場で”小野雄大vs小野雄大バンドセット”をやった時とは変えたところがある。
それは、最前3列を残して、中心に「踊る空間」をつくったことだ!(バンッ!)

アフアワに送った会場図

顔合わせでは、みんなの趣味を教え合った。

12:00開場。
物販のところにいたかったんだけどなかなか続々入場してくれるお客さんに挨拶していると色々移動してしまってひとところにいれなかった。
みんな早々に会場に来てくれてとても嬉しかった。

1番手アフターアワーズ。
名古屋からも観に来てくれていた人たちがいる。ぼくがアフターアワーズと出会ったのは2年前、名古屋ブラジルコーヒー。
2020年3月は、ライブハウスでクラスターが発生したことがニュースになり、続々とイベントがなくなった時期。
自分も名古屋のあと大阪にいくつもりが、大阪のイベントがなくなってしまった。
その時、のぅぴぃさんという、ぼくを名古屋に呼んでくれた人が、いろんなライブ会場に声をかけてくれた。「小野雄大というアーティストが名古屋にて、どこかでライブさせてやれないか」
それで、おなじくイベントの出演者に欠員が出ていた空白実行委員会の”Spring has come”というイベントに出演できることになった。
この時に対バンしたのがアフターアワーズ 。そしてエガちゃんとの濃密な日々のはじまりでもある。
この夜の盛り上がりはそれはそれは凄まじいもので、自分の物販もすべて売り切れたほど。
みんなが「最高!」って感じで、あの夜のブラジルコーヒーは超熱気ムンムンだった。

文字入ってるけど、それも「良い日だった」ことを表してる

だから、今回あの夜の熱気を超えたいというのは裏テーマ!
そして、それをアフアワの前で、のぅぴぃさん、エガちゃん含む名古屋勢の前で実現するのだ!
さあ!いよいよ小野雄大band setだ!

アフターアワーズ!

「魂の夜明け」からスタート。
震えたよね、みんなの素直で自由な魂が。

丈造を呼びこんで「にじみ」。
そして碓井、大輝、タイヘイ、あっちゃんを呼び込んでついに全員集合!

バーン!と演奏した「栞」。
もう、ずっと、みんながキラキラしてたから、会場に充満してるエネルギーがすごかった!笑
「月がない夜に」小さく踊ったの楽しかったし、「棘」おかげさまですごくパワフルに歌えたような気がする。ちゃんと楽曲の持つ暗さも残していて、「あっヤバイぜんぶ伝わっちゃう」と思った。

「メンバー紹介するぜ!左からBa三嶋大輝、Tp山田丈造、小野を飛ばして〜、Drタイヘイ、Key井上惇志(showmore)、Gt碓井佑治!」Thank you!


「無敵」。ああ今日最高だって思うよね。またここで思っちゃうよね。みんなの音もよく聴こえて、もはや全能感というか・・・。

そしてここでMC。
発表。あの時のみんなから祝ってもらった感じが忘れられないな。2022年いちばんの「ウェーイ!」を聞いた気がする。
楽しみにしててね!

ひそかな今年の夢のひとつがちゃんと叶えられて、あの場でお知らせできてよかった。

「最愛」。
1年前、この曲ができた翌日に吉祥寺でのライブも同じような構図だった。メンバーがいる中、弾き語りをはじめた。その時のことを思い返しながら、今日は、この熱気もあいまって
「まじでみんな心配すんなウオー!!!!」って感じのきもちだった。
いや、たぶんいちばんは自分に歌ってあげたかったのかもしれない。
いつか違う景色でみんなでまた観たいものだ。大きなところで大きな声で歌うのだ。
それをみんなに見上げてもらうのだ。みんなで大きな声で歌うのだ。

みんなにあたたかく見守られながら「最愛」



「ロードムービー」「nylon」「君の追い風」とドドドン!と続く。札幌での夜がよぎる。
”素粒子たち”つくってたころのことがよぎる。
ツアー遠征しようとしていつの間にか数えられるようになった何波だかのコロナ盛り上がりで断念したことがよぎる。
結局弾き語りでライブなんとか回らせててもらった頃のことがよぎる。
どうしたらいいのかわからなくてドロドロの心の中で「にじみ」を作ったのだった。
この3曲には、たくさんの人との出会いやストーリーをもらった。小さなお客さんたちが歌う「ないおんいえー」動画を何種類観ただろうか笑
僕は君の追い風なんです!と思えるようになったんだよなって思い出す。
「僕は君の追い風!僕は君の追い風!僕は君の追い風!」

とっても素敵な魔法のようなことばを探しているあいだに見つけたたくさんの素敵なものたち。
不格好で閉じられていて、扱い辛く、近寄りがたい彼らはそれぞれがそれでも誰かのそばに寄り添ったりしているのだろう。
「エブリシング!アイノウ!エブリシングイズオールライト!」
と何度も何度も叫びながら、フロアをのたうち回った。
永遠にこの時間が続いたらいいのにと思った。
どうしても引っ込みがつかなくて、テンションも上がりきって、そのまま退場した時のあの拍手やみんなの顔。

エブリシィイイン!!!!アイノォォオオオ!!!!

ほんとうに楽しかったね。
短い時間で、終わりぎわを急かしてしまってごめんなさい。

2月18日土曜日には、”小野雄大vs小野雄大band set”
というツーマンライブが開かれます。
またここで、お待ちしています。

今度は夜だから、ゆっくり心ゆくまで話しましょう。

「くしゃくしゃに笑えベイビー!」これからもあなたのそばでふとした時に魔法をかけられますように。
レコ発にお越しいただきありがとうございました。
そして改めて支えてくれたメンバー、スタッフ、会場に、そしてお客さんへ感謝を込めて。
少しでもあの夜の”におい”を思い出せますように、感じられますように、と祈りつつ、この記事にかえさせていただきます。

大いなる銀河に愛をたくさん詰め込んで、小野雄大はこれからも歌っていきます!
ヨロピコベイビーたち!

打ち上げ会場の琥珀にて。アフアワてっぺい、タミハルと。
大阪からありがとうね!またやろう


最後に

VV渋谷店で「最愛」MVも流れたことを確認!

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