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344.ッピでヒッピー⭐︎



名古屋からの帰り道、今回も遠征に帯同してくれた駿人さん(umihayato)と車を走らせていると、駿人さんが言った。
「あっ!夏って感じの雲だ!」
蝉時雨降り注ぐ8月。今年も残り5ヶ月だと・・・?信じたくない。

名古屋でのライブは3組のうちトリを務めさせてもらった。
今年になってから、共演するイベント、いわゆる「対バン」を楽しく思えることが増えた。

photo by umihayato

対バンイベントでもトリはアンコールをいただくことが多い。
もちろん時間さえあれば喜んでやりたいけど、ライブを観に行っても昔から冷めることが多かった。
自分の曲を聴きたい人もいれば、他の人の曲を聴きにきた人もいるのが対バンイベント。
すべてのお客さんに喜んでもらいたいと思いつつ、それはもちろん叶わないものだとわかりつつ、誰かひとりにでも深く刺されば嬉しいとも思いつつ、いろんな最適解があるのがライブの良さという大前提で、今は、最後にみんなで集まって歌いたいと思っている。

photo by umihayato

たくさん集まったら、何か予想していなかった楽しいことが起きるかもしれない。

いろんなこと、決められるなんて、最悪!
半袖になって、ちょうど露出した腕をじっと眺めていたら、ぽつんぽつんとケロイドがある。

これは小学生の時、ほくろを指でちぎった跡だ。
「ほくろを取ったら死ぬらしい」
と噂が流れ、
「ほくろなんかに左右されてたまるか!」
と目に見えるほくろを授業中ちぎって血だらけになった。

今や反骨の精神を思い出すための星座である。

photo by umihayato

星座といえば。

星座が歌詞に出てくる新しい歌ができて、名古屋のライブで歌おうと思っていたんだ。

当日、リクエストがあったりイベントの流れからセトリを変えることにしたので歌わなかったけど。
今月どこかのライブで披露しよう。

photo by umihayato

この歌を書きながらある人を思い出していた。
わっこさんというシンガーソングライターがいる。
2019年に直腸がんで亡くなった。
8月10日が命日なので、もうすぐ5年が経つことになる。

サブスクに「兎問答」というアルバムがある。
今年誰かが更新してくれたみたいだ。
ありがとうございます。
素晴らしい楽曲に演奏なので、ぜひ聴いてみてください。

がんがわかったあと、何度か連絡をした。
「いい歌を歌い続けてください!必ず復活するよ!」
と返事をくれた。

まだまだ歌にしなくてはならない星がたくさんある。

photo by umihayato

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