スーパー318.人
いま、旅館でポットに水を入れて、取っ手が取れてひっくり返し、お母さんもどこかに出かけてる様子なので「すいませーん！」を連呼するも虚しく、必死にトイレットペーパーで床を拭いてきたところです。こんなにもトイレットペーパーのほぐれやすさを呪ったことはありません。拭いても拭いても足りない。結局しくしく泣いていたところにお母さんが帰ってきて「ぞうきんを…」と泣きつき、仕上げで一拭き、ぞうきん最高！
改めて電気ポットに水を入れて気をつけながら部屋に持っていき、数分後「保温」になってるのを確認して持ってきたインスタントコーヒーで一息つこうと思って注ぐと全然水だった。この時の気持ちはまだ曲にできていない。気づかせてくれてありがとう。最悪な気分だ。入れたものが水だと分かった瞬間、目が楕円形になり、黒目から光が消えた。
そんなこんなありながら毎日少しずつツアーを頑張ってこなしている。9月頭、新潟から車に乗って横浜へきて、それからツアーを車で回ってきた。祖母が乗っていたワゴンRだ。ワゴンRは軽自動車である。千葉、茨城、埼玉、岡山、鳥取、奈良、大阪、愛知、山梨、そしてまた岡山、兵庫、そしてこれから和歌山へ向かい横浜へ戻る。
高速でアクセルを踏むたびブオォンと鳴くも少し頼りない感じの軽率さが残る感じはライオンを前にビビりながらイキってる子豚のような感じがして申し訳ないと思いながら思い切り踏み込んでいる。
高速で車線変更するたびに、道路が三車線になるたびに風に煽られ倒れないかひやひやして慎重にハンドルを握る。
そして壊れてしまわないか心配にもなる。
改めて、これは祖母が乗っていた車だ。祖母が入院することになり、この車で無事にツアーを回ったら祖母が元気になるんじゃないかと願掛けも兼ねて回っている。車の鍵のキーホルダーには祖母の名前が書いてある。亡き祖父がつけたものだと思う。
9月末に手術し無事に退院した祖母はかなり元気になり安堵しているが、引き続き事故やこすったりとかしないように気をつけてこのツアーを回りきりたい。
10代の終わりからバンド活動をしてきたけど初めての遠征は24歳の頃、大阪だった。サラリーマンをしていたので遠征は週末に限られ、車で金曜日の夜中に出て日曜日の夜または月曜日の朝に帰ってくるというスケジュールがだいたいだった。
毎日ドサ回り、みたいなことはしてこなかった。脱サラしてひとりでツアーに出ることになっても公共交通機関をうまく使って旅をしてきた。次第に物販が増えて公共交通機関ではうまく回れないスケジュールも増えてきた。今年のイマジンツアーは車で回ろうと思った。
いま、33歳にしていちばんバンドマンぽいなとご機嫌である。
経費は公共交通機関よりかかるけどそれも多少の話で、自分のペースで自分の部屋を持ちながら回れるのはかなり気楽だ。いつでも奇声をあげられるし好きな音楽をイヤフォンしないで聴けるしラジオでゲラゲラ笑えるのは良い。
ただ、身体には負担が大きく、気をつけないと腰が爆発しそうになる！
イマジンツアーもいよいよ残りわずかとなりました。
ここまでもたくさん歌ってきました。
高田世界館のイメージも固まってきた。
あとは今夜の小豆島よりすでのライブ、そして明日の和歌山。
たのしみだ。
2023/11/3(金祝) 高田世界館(新潟県上越市)
[IMARGINE（イマジン）vol.4]
開場：17:00 開演：17:30
料金🎫
入場￥5,000（当日￥5,500）
https://eplus.jp/sf/detail/3965310001-P0030001
配信：￥2,500
https://twitcasting.tv/c:grapefruitmoon_/shopcart/260167
※アーカイブ11/10日まで
小豆島に帰って来れたことが嬉しくて昨日一回よりすで泣いた。
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