年末(2021年12月30日)
朝、夜勤を終えて家に帰り、そのまま4回洗濯機を回した。最近ずっと忙しかったのと天気が悪い日が続いていたので洗濯物が溜まりに溜まり、家のなかがめちゃくちゃになっていた。久しぶりに掃除機もかけて部屋をきれいにした。(大掃除をする余裕はなかった。)
ベランダにも浴室にも大量の洗濯物を干した。昼過ぎから昼寝をして、夕方目覚めたときに浴室乾燥していた風呂場の洗濯物を見に行ったらまだ濡れていた。
それで今日は自宅でお風呂に入らずに近所のスーパー銭湯に行くことにした。
晩ごはんを食べたあと21時半ごろに家を出て、寒さに震えながら自転車を漕いで鶴橋のスーパー銭湯に来た。実家を離れて一人暮らしをするようになってから、よくお世話になっているスーパー銭湯だ。
年末だからか、夜遅くなのに人が多い。洗い場やパウダールームの座席がほとんど満席になるぐらいには混んでいる。
このスーパー銭湯で好きなのは、サウナと壺湯と内湯だ。内湯は一週間間隔ぐらいでテーマが変わる。きょうはマッコリ風呂だった。
サウナに入ったらテレビであちこちオードリーをやっていたので、水風呂と何往復もして結局一時間ぐらい過ごしてしまった。そのあと外に出て、女子大生が恋愛の話をしているのを聞きながら露天風呂に浸かる。熱いお湯が苦手なので冬の露天風呂の温度はちょうどいい。
ここ数年いつも年末になるとスーパー銭湯に行ってる気がする。去年のことは忘れたけど、2年前の大晦日は地元のスーパー銭湯に行って、風呂上がりにハンガンの菜食主義者を読んだ。あの頃は仕事(というか職場環境)が本当に大変でしんどかったので、スーパー銭湯でもそのことばかり考えていたのをはっきり覚えている。スーパー銭湯によく行くようになったのはあの頃からだと記憶している。
あの日から二年が経ち、相変わらず仕事の悩みは多少なりともあるものの、お風呂に浸かってるあいだ特に思い出すことがなかった。今年は平穏な年越しと言えるだろう。
読書に関して言えば、今年の年末は坂口恭平の本を読んでいた。お正月のあいだに高史明の本も読んでみようと思う。
出会いも別れもたくさんあったけど、何かに再会することが多かった一年だったと思う。それは人との関係ということもあるし、思想的なところでもそうだと思う。行く場所や読む本は変わったのに、大学の頃に考えていたような思想の世界ともう一度出会う機会が多かった。
それは同じ場所に戻るのとはまた違う、文字通りの再会であると思う。それぞれの人生の途上でまた出会う。それで忘れていたことを思い出したり、新しいことを発見したりもした。不思議な縁だ。
とにかく、ずっと自分を押し留めてきたキャップみたいなものが外れた一年だった。何かを成し遂げるために鍛錬や努力をしなければならないという考えが自然となくなった。ずっと探していたものがもう目の前にある。ただそれに手を伸ばして、これからも変わらず探究し続けるといい。
遠回りしてきたようで、これまでのことすべてが助走だったような気もしている。
風呂上がりに休憩所でいちご牛乳を飲みながらだらだら記事を書いていたらもうこんな時間だ。眠くなってきたのでそろそろ家に帰ることにする。
明日の朝、父が贈ってくれた高島屋のおせちが届く。そのあと昼から夜まで仕事に行って仕事納めをする。今年はそういう年末だ。
冬が嫌いだと言いながら、クリスマスから正月にかけてのこの時期が一年で一番好きなので、今年もだらだら楽しく過ごそうと思う。夜更かしもたくさんして、好きなものを好きなだけ食べよう。
みなさんもあたたかくして、良いお年をお過ごしください。
来年もまたよろしくお願いします。
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