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モノクロ写真

いつもnoteのヘッダー画像は自分で撮ったフィルム写真を密かに使っている。中学生ぐらいのときにヴィレッジヴァンガードで110フィルムのトイカメラを買って以来、ゆるく細く続けている趣味。技術は全然進歩していないけど、現像するときのワクワク感が好きで、フィルム価格が高騰している今になってもやめられない。

普段はカラフルな色彩の写真が好きだけど、白黒の写真にもちょっと憧れていて、初めてモノクロのフィルムを買って撮ってみた。
その名も上海。なんとイカしたネーミング。痺れるぜ。

そういえば、高校生のときに職員室の壁に貼っていた森山大道の写真展のポスターがかっこよくて、先生に頼んで持ち帰り、勉強部屋のドアに貼っていた。確か中之島の美術館で写真展をやっていて、訳もわからず見に行った。高校生の女子が楽しむには、ハードボイルドすぎてよくわからない世界だった。
森山大道みたいなエッジの効いた写真は撮れないけど、いつもと違ったカッコいい写真が撮れたので載せておく。

白黒で撮った鶴橋の商店街。カメラはOlympus35DC。

白黒で撮ると、いつもの景色が新しい世界になっておもしろい。よく知っている場所なのに、行ったことのない昔の街みたい。iPhoneで撮った写真をモノクローム加工するのとはまたちょっと違う味わいがある気がする。
被写体もカラーで撮る感覚とは違う目線で選ぶので、それも楽しかった。もっと研究していけば、モノクロに映える被写体や撮り方が分かってくるのかもしれない。

ちなみにモノクロフィルムはカラーのフィルムよりかなり安かったけど、現像代がカラーの2倍で、日数も10日ぐらいかかった。白黒現像できるところが少なくなってるのかな。フィルムも現像代も高騰しているし、現像のあとの支払いのときにショックを受ける度合いも年々高まっている。

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