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SOUND VOLTEXの譜面って、美しい。

はじめに

こんにちは!BBD16期のまし(@ydb3)と申します。この度は本記事を開いてくださりありがとうございます!

突然ですが、皆様はSOUND VOLTEXの譜面について、“考察”をしたことはありますか?

ボルテの譜面には、鍵盤・ロング・ツマミだけではなく、エフェクト・傾き・視点変更というボルテ特有の要素があり、意外と表現の幅が広いんですよね。これほど多くの表現方法があるわけですから、エフェクター(譜面製作者)の方々も譜面の中で何かを表現していることでしょう。エフェクターの意図を理解せずに無心で鍵盤をしばき続けるのって何だかすごくもったいないように思えます。

というわけで、本記事では、SOUND VOLTEXのLEVEL 17・18の中で配置が美しい譜面や、プレイしていて楽しい配置を紹介します。「恐らくエフェクターはこういうことを表現したいんだろうな…」ということを考察したり、「ここの配置、エフェクターの優しさが表れてていいなあ…」という点を説明したりしながら紹介していきます。稼ぎ曲を紹介するわけではないのでご注意ください。語彙力が皆無なので稚拙な文章になるかと思いますが、お付き合いしていただけると幸いです。


LEVEL 17

① 真夏の海の修道女 [MXM]

bermei.inazawaさんによる書き下ろし楽曲で、エフェクターはAkizuki Nagomuさんです。

どんどん小さくなっていく青直角、まるで海の中へ潜っていくように感じられます。

ここのロング、左右にゆっくりと傾くのも相まってすごく神秘的。

広い海を泳ぎ回るかのようなツマミ、本当に美しい。魚と一緒に泳ぎ回ってる奈奈ちゃんの姿が浮かんできます。

ゲームセンターにいるのに綺麗な海を泳いでいるような爽快な気分を味わえる神曲神譜面。暑い夏にプレイしたら涼めそうですね。今年の夏はこれで決まり!

② Lost wing at.0 [MXM]

BeatStream アニムトライヴからの移植曲です。猫叉Master+さんの楽曲で、エフェクターは東京ブルトゥームさんです。

直角を回した手でFX押すのめちゃくちゃ気持ち良い。

ここの配置は賛否両論ありますが私の中ではレベル17で1,2を争うほど好きな配置です。誘導がないので初見で取れる配置ではないですが、ここが決まったらマジで気持ち良いです。

あちこちを飛び回るような短いツマミ好き。

ここでエコーかかるのめちゃくちゃ良い。小さくなっていくウネウネツマミも良い空気感を演出しています。

東京ブルトゥームさん、この他にもDharmaや超越のHEAVENLY譜面なども担当している素晴らしいエフェクターなんですが、OZONEの譜面を制作して以降一度も登場していないんですよね。ついこの間七色メソッドさんも復活してたことですし東京ブルトゥームさんにも再登場して欲しいものです。

③ ウエンレラの氷華 [GRV]

Cororoさんによる書き下ろし楽曲で、エフェクターはHermit♣clubさんです。プレイするにはBLASTER GATEで解禁する必要があります。

この曲には上の画像のような12分縦連が何度も降ってくるのですが、非常に挑戦的でものすごく好きです。思い切ってツマミに12分のリトリガーをかけて縦連を置くセンスが素晴らしい。

ここのツマミ、曲線と直角が入り混じってて超楽しいです。

1-2で処理させるためにBTを3連続で置かないの、優しさが滲み出てますね。

④ Sacrifice Escape: 不条理の模倣による感情と代償 [MXM]

memexさんによる楽曲で、エフェクターは鋼のビスカッチャさんです。ボルテVでは剛力羅の課題曲に採用されていたのでプレイしたことがある方も多いかと思います。

22小節目の12分のリトリガーが好き。16~18小節目、24小節目のリピートはもっと好き。サビでもリピートがかかっている箇所があるのですが、違和感なく聞こえるのでエフェクトをかけるのがマジで上手だと思います。

ビスカッチャさんってエフェクターの中でリピートエフェクトをかけるのが1番上手だと思うんですよね。RejoinのサビやHarmoniaの「大胆不敵な~」のところにリピートがかかっているのですが、自然に聞こえるんですよね。
最近のビスカッチャさんはツマミがゴチャゴチャしている譜面(Chat perchéとか)をよく書くようになってきたように感じて、それはそれでまた違った楽しさがあって良いんですけれども、たまにはエフェクトに重きを置いているビスカッチャさんも見たいな~と思ったりします。

⑤ 紅の剣舞 [EXH]

かねこちはるさんによる楽曲で、エフェクターはEther99さんです。かつてFirestormを解禁するにはこの曲をA+以上でクリア(もしくは10回プレイ)する必要があったのでプレイしたことがある方も多いかと思います。

何の変哲もない配置ですがすごく楽しい。似たような配置の繰り返しなのに飽きずにプレイ出来ます。

ラスサビで突如として始まるツマミパート、めちゃくちゃ楽しい。ここをプレイするためだけについ選曲してしまいます。
エーテルさんは鍵盤寄りの譜面を書くことが非常に多く、鍵盤譜面以外を書くと何をやらせたいのかイマイチ分からない譜面になったりするのですが(BrokenのHEAVENLY譜面など)、この譜面はそのどちらにも当てはまらない、良い意味でエーテルさんらしくなくて好きです。


LEVEL 18

① lEyl [MXM]

t+pazoliteさんが書き下ろしたincl*incrさんのボーカル曲で、エフェクターは月刊ミズタニさんです。

このFXロング、出張なのに違和感なく押せるのすごい。

サビ前にABCロング置いたの天才としか思えませんね…

サビの配置本当に楽しすぎて一生プレイできます。特に67~68小節目、71~72小節目ではメロディに合わせてくの字と階段を使い分けていていいですね。

② Gamerz FestivaL [MXM]

うさぎ愛好会(cosMo×syuri22)による楽曲で、エフェクターはcosMo@うさぎ愛好会さんです。

この曲は16分の縦連が3回出てくるのですが、遅すぎず速すぎず丁度いい速度の縦連なのでめちゃくちゃ楽しいです。ただ、1回目の縦連は始点を右手で押さないと直後のFXロングを交互で押せないのですが、Bに降ってくる上に直前に両FXロングがあるので、不親切な配置となっております。

「どれだけ俺は 迫れたか? 追いつけたか? 追い越せたのか?!」という歌詞に合わせて迫って追いついて追い越す青ツマミ好き。

③ Electric Injury [VVD]

siqloさんによる楽曲で、エフェクターは電撃ロブスターさんです。プレイするにはBLASTER GATEで解禁する必要があります。

ここのFXチップとBTロングの置き方、天才すぎ。

ツマミが苦手な人でもこの曲のツマミはノリノリで回せると思います。ただツマミを回させるだけではなくて、鍵盤もリズムよく押させてくれるので非常に気持ち良くプレイできます。81小節目や83小節目ではツマミと鍵盤・ロングが重ならないように配置していて、譜面の見やすさについても配慮していることが分かります。

④ Sudden Visitor [MXM]

黒魔さんによる書き下ろし楽曲で、エフェクターはkamuy nokoさんです。プレイするにはΩ Dimension Phase 7で解禁する必要があります。

ここの上下に動く視点変更、ついつい首も一生に動かしちゃうのですが分かる人いませんか?

初見だとびっくりするこの縦連のような配置ですが、BCロングを押した手をそのままにして、もう一方の手をC(2回目はB)に持っていくだけで交互で押すことができます。

68小節目の直前にあるスクラッチの音に合わせた視点変更がめっちゃ好きです。
kamuy nokoさん、今1番流れが来ているエフェクターではないでしょうか。いちかのごちゃまぜMix UP!でGITADORAから移植されたSnowmeltや、X-record 第三弾でIIDXから移植された禊の譜面も制作していて、最近登場する頻度がかなり増えてきたように感じます。そろそろレベル19も制作するのではないでしょうか。kamuy nokoさんの今後の動きに注目です。

⑤ ULTRAVELOCITY [MXM]

はがねさんによる楽曲で、エフェクターはNOXさんです。プレイするにはΩ Dimension Phase 6で解禁する必要があります。

盛り上がりに合わせて増えていくロング、とてもワクワクします。

鍵盤に合わせて大きさが変わる直角好き。18小節目まではAの上に配置されていた赤ツマミが20小節目では外側にズレていますが、これはAにあるロングと重ならないようにするためだと思われます。

これだけツマミと鍵盤が混在してるのにほとんど重なってないの美しすぎる…
NOXさんってエフェクターの中で譜面制作に1番時間をかけているのではないかと思うくらい配置や演出が凝っているんですよね。ULTRAVELOCITYの他にもNexta [GRV]Cloud 9 [MXM]がオススメです。是非NOXワールドを堪能してみてください。

以上、10譜面を紹介させて頂きました。是非プレイしてみてください!


おわりに

いかがでしたでしょうか?拙い文章でしたが、ボルテの譜面の奥深さを伝えることができたのであれば幸いです。多くのプレイヤーはエフェクターや視点変更について考えたことがなかったと思いますが、私の記事を読んで興味を持っていただけたら嬉しいです。皆様にも好きな譜面があるかと思いますが、その譜面のどこが好きなのか分析して言語化してみると、新たな発見があるかもしれません。その譜面や機種のことをもっと好きになれることでしょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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