第10回活動報告

こんにちは。
運営の大竹です。
第10回の活動内容を報告いたします。

指導内容

今回は、以下の内容について指導しました。

1. 積率母関数の導入

2. 正規分布の積率母関数の導出

3. 積率母関数から、正規分布の期待値と分散の導出

4. 標準正規分布の導出

１については、予習問題でも出題していたため、比較的スムーズに導入することができました。

２については、確率密度関数を変形する際に手が止まってしまった生徒が多くみられました。

３については、確率母関数を扱った時と計算方法が似ていたため、生徒の理解が早かったように感じられました。

４については、理解に苦労している人が多かったです。授業終盤に少し解説したので、そこで理解できた生徒もいました。

次回の内容

次回の授業では、二項分布、ポアソン分布、正規分布を特性関数で近似します。また、余裕があれば正規分布の和の分布について話します。

反省点

今回初めて積率母関数を導入しましたが、確率母関数と計算方法が似ていたため、理解できている生徒が多くいました。
その一方で、初めて正規分布について扱ったことから、確率密度関数から積率母関数の導出や標準正規分布についての話については、理解に苦しんでいた生徒が多く見受けられました。復習問題を通して、今回の授業内容がどの程度定着しているかを確認し、必要であればもう一度説明したいと思います。

Studentの会としての活動が10回目を迎え、最初の頃と比べ内容が難しくなり、苦労する生徒が多くみられるようになりました。その一方で、TA・メンターから教え合うだけでなく、生徒間で教え合う様子も見られるようになり少しづつ会の目標としているコミュニティづくりができていると思います。引き続き頑張っていきたいと思います。