見出し画像

初心者向け。ネット販売に必要なラインナップ数。

前回は受注製作のお話について
お話しました。

今回は〝ネット販売で必要なラインナップ数〟についてお話していきます。

そもそもラインナップとは?

簡単にいうと商品の〝数〟のことです。

ネットで商品を販売して売上を伸ばすには

ある程度商品数がないと

売上は順調に伸びていきません。

ただし、商品を適当に並べて
数を増やすだけでは

上手く伸びないので

きちんと〝上手いやり方〟を踏まえて

伸ばしていきましょう。

【目次】


①まずは新作よりも新色で数を増やす

②関連商品を並べてセット販売

③松竹梅の法則

④必要最低限なラインナップ数は?

①まずは新作よりも新色で数を増やす


ハンドメイドを始めて間もなく販売スタートすると
少しずつ商品が売れ始めていきます。

そこで、製作が波に乗り、2作目3作目と
新作の数が増えていくのですが

初心者は10作、20作品と
数多く商品を作って販売するよりも

3作、4作品くらいを
〝色違い〟でコマ数を増やして

ラインナップ数を増やすのがオススメです。

理由1
種類が多すぎるより
ある程度品目を絞っている方が
その店の〝ウリの商品〟がわかりやすいから。

飲食店で例えてみましょう。
もし仮に今貴方がお腹がすき
美味しい〝味噌ラーメン〟をたべたいとする。

そこで
A、ハンバーグやパスタ、定食にそばうどん、ラーメンと和洋中と数多の品をウリにする飲食店と

B、〝味噌ラーメン〟をウリにしている味噌ラーメン専門店

どちらで美味しい味噌ラーメンを
食べたいか?ということです。

専門性を出す方が、総合的に選ばれやすいのです。

理由2
少ない種類の方が
仕入れや製作コストがカットできるから。

色んな数が増えすぎると
その分必要な材料も増えます。

すると、仕入れに出向く手間や時間も増えていくので、製作に充てる時間が限られてくる。。

そして重要なのが

材料は同じものを
〝数多く仕入れる〟方が割安になります。

理由3
繰り返し同じ商品を作り続けると
その商品に〝磨き〟がかかるから。

これは以前の記述に書きましたが
同じ商品を繰り返しつくることで

〝もっとこうした方がいいかな?〟
と改善ポイントがどんどんでてきます。

商品のクオリティが向上すれば
その分値段も上げやすくなります。

しかもより早い作り方を習得していきます。

いかがでしょう。

因みに

色違いのカラーバリエーション数は
2〜4色がオススメ。

色々と理由はありますが
ここでは割愛させて頂きます。

5色以上あると
選ぶ側も迷うし、つくる側も手間がかかる

という事になるので
よほど量産タイプではない限り

カラー数は最大で4色までをオススメします。

②関連商品を並べてセット販売

例えば僕の場合は
レザークラフトで革財布を作って販売していますが

下記のようなラインナップがメインです。

ざっと、みていただくと

12品番中
革製品が7品
真鍮アクセサリーが5品となりますが

中でも、革財布と
真鍮のウォレットチェーンが
良くセットで売れるのです。

仮にこれが

このようなラインナップだけだとどうでしょう?


ラインナップは全てカバンのアイテム。

全てカバンというのは
分かりやすいのですが

よほど色違いで欲しいとかでない限り
おそらくカバン2点は売れにくいのです。

※あくまでも個人の意見です。

つまり

セットで使えるモノが並べられている方が

商品の使用シーンが明確になる上

セットで売れるので客単価UPに繋がる。

そして
革財布、ウォレットチェーンときたら

フルセットで揃えたくなる心理も

働くので

次の3点目のキーケース、

4点目のウェストバックと

リピートに繋げる方が

単品で新規のお客様へ

販売を続けるより効果的なのです。

③松竹梅の法則

※松竹梅とは格付けで出てくるランク順のことで
松>竹>梅
の順に品格が高いとされています。

ラインナップを展開するとき

3作品、4作品を
色違いを増やしていくことをオススメしました。

次にセットで使えるアイテムを並べること。

その次は〝値段に差をつける〟

(種類の数やセット販売は一度無視して)

小型の財布から2つ折り、長財布とあります。

値段で分けると

・小型の財布:¥16,500〜¥18,990(梅)
・長財布:¥22,990(竹)
・長財布:¥24,990(松)

の価格帯で分けております。

松が一番

製作時間と材料費がかかっており

ついで竹、梅となります。

ここで

実際に一番売れやすいのが〝竹〟
となる真ん中のミドルプライス。

上のプライスレンジの中だと
¥22,990の価格帯が一番売れやすいワケです。

・竹のミドルプライスに核商品を。

松竹梅の法則に倣って

自分が一番売れている・自身のある

アイテムを中心に

それより簡易的に作れるアイテム(梅)

上質でコストがかかるアイテム(松)

を開発してそれぞれ配置して

ミドルプライスの竹にフォーカス
させるのです。

ここでは

利益率を厚めに設定して

なおかつ効率よく製作できる

システムを導入する。

これだけで全体的に売上が
底上げするといった仕組みが

作り上げることができるのです。

・必要最低限なラインナップ数は?

商品を開発するのに
ラインナップ数が必要だと冒頭でも
述べました。

ラインナップ数はズバリ最低でも12コマ

は必要と言われています。

理由としては

12コマ〜15コマが

ちょうどスマートフォンの画面が埋まるほどの

コマ数となるのです。

・まとめると

ラインナップ数は
①種類より色違いから攻める
②色違いは2〜4色ほど
③メイン商品に関連するアイテムを開発
④松竹梅の法則を入れる
⑤これらを踏まえて12〜15コマからつくる

いかがでしょうか。

次は

粗利の設定について
書いていきます!

では!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?