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完全リモートでの学生インターン受入れのために事前準備したこと

今週から完全リモートでの学生インターンシップを受け入れています。もちろん、初挑戦です。なんなら、短期間の学生インターンシップ自体が数年ぶりです(長期では何度か受入れしています)。

今週から5日間のインターンシップを3週間。毎週二人ずつ参加するので計6人の学生を受け入れます。

リモートでのインターンは今後増えてくると思いますが、私は初挑戦です。なので備忘録的に「事前準備編・インターン当日編・事後編」の三部構成くらいでnoteにしておきます。(第二部、第三部をいつ公開できるのかは不明ですが。。。)

最初にやったのは5日後のアウトプットの決定

インターンを受けいれるにあたり、最初に悩んだのが何をやってもらうか?
特にうちみたいな会社は仕事のほとんどが属人化してしまっているため、誰かにべったりついて仕事をしてもらうのは現実的ではありません。

かといって、ワークショップ形式で5日間できるほどのマンパワーもない。
となると、課題を決めて5日後に発表してもらう形式が現実的です。

では、何をつくってもらうのか?
ここは非常に悩みましたが、せっかくなら学生にとっても実践的で、カイラボという会社としてもやってもらうととても嬉しい、ホワイトペーパー作成をしてもらうことに決めました。

5日間をどうサポートするか?敢えての2人体制

ホワイトペーパーをつくってもらうといっても、初日に「ホワイトペーパーつくってね、よろしく!」と言って、あとは放置というわけにもいきません。学生への情報のインプットが必要です。

しかも、私自身が研修講師を仕事にしていることもあり、自分が登壇しているときはリモートでも学生と話すことができないという制約条件付き。しかも今回は出張の移動時間もあったため、私自身が学生に関われる時間が非常に限られてしまいました。

そこで、普段からカイラボを手伝ってくれている若いメンバーに入ってもらうことにしました。具体的にはこんな感じで時間割をつくりました。

インターンスケジュール

初日は午前2時間、午後も2時間程オンラインミーティングしていますが、それ以外は私が関わるのは一日に1~2時間程度です。

どんな情報をインプットするか?最初に整備したのは行動基準

ホワイトペーパーをつくるという課題は決まったところで、そのために何の情報をインプットするかが大切になってきます。

リモートだと細かい報告をしてもらうのは現実的ではないのである程度の情報を渡したら、そのあとは任せるという方式にならざるを得ません。

だからこそ、私がインターン向けに最初に整理したのが「カイラボの行動基準」でした。
以前から私が言っていたことを改めて表現してみたのです。具体的にはこんな感じです。

カイラボの行動基準

わかりやすいように、レッドカード、イエローカード、ファール、グリーンカードで表現しています。

どれだけ「わからないことがあったら質問して」と言ってもなかなか質問が出にくいというのは過去の経験からわかっていたので、イエローカードに「わかったふり」などを入れました。

マーケティング講座で知識の前提を合わせる

行動基準以外のインプットは、ホワイトペーパーをつくるのに必要なマーケティングに関する知識です。これは普段から研修でやっている内容を少し変形しただけでつくれました。

ただ、ずっと35歳のおじさんとばかり話すのも嫌かな?と思い、フリーランスで手伝ってくれているメンバーにもマーケティング講座を担当してもらいました。

二日目の夕方くらいになると、学生ともマーケティングの共通言語ができてきて、コミュニケーションもだいぶスムーズになったと思います。

コミュニケーションは時間よりも頻度!忙しくても毎日時間を確保

リモートの状況ではコミュニケーションに不安を覚える人も多いですが、私は普段あまりリモートでも不便を感じません。
でも、それはきっと元々信頼関係がある人たちだからら。今回は「はじめまして」からリモートなのです。

コミュニケーションに関して、私の持論の一つが「コミュニケーションは総量よりも頻度が大切」という考えです。
ちょっとでもいいから接触頻度を確保すること。一度に沢山の時間でなくても頻度が大切なのです。

なので、どれだけ忙しくても1日に最低30分はオンラインミーティングの時間を設定しました。オンラインミーティングのために出張の帰りの新幹線を遅らせて駅の待合室でミーティングした日もあります。

とはいえ、私が学生と接するのが30分というだけで、学生からすると、うちの他のメンバーとミーティングの機会もあるため、一日に2〜3時間くらいはオンラインミーティングをしています。

インターンの様子ZOOM

ミーティングはすべてzoomで

基本のやり取りはzoom とslackのみ

コミュニケーション頻度を確保するためのもう一つの方法がslackでのやりとりでした。

オンラインミーティングはzoom
それ以外のやり取りはすべてslack

というのが基本の運用ルールです。
このやり方の良いところは、例えば初日に「行動目標をslackに書いてくださーい」とお願いして残しておけば、後からでもすぐに行動目標がなんだったかわかります。ファイルで提出してもらってなどとするよりもずっと便利です。

また、スタンプ機能も軽いけど頻度を意識したコミュニケーションには向いています。

第一週目の成果は明日わかります

なんだか偉そうに事前準備について書きましたが、まだ第一週の二人のインターン期間も終わっていません。

この事前準備が良かったのかどうか、成果がわかるのは明日です。。。



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