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台風14号~温暖化で私たちができること~

皆さま、こんにちは♪
#医療系事務職員応援隊の長幸美です。
今朝の我が家から見える景色ですが、不気味なほど静まり返った朝でした。お昼過ぎから雨が断続的に振り出し、夕方からは少しずつ風が強くなり・・・台風が近づいてきているのを感じていました。窓ガラスには養生テープを張り、雨戸を閉め、食料の買い出しを済ませ、車にはガソリンを満タンにして、お風呂には新しい水をため・・・考えられる準備をして、家の中で息をひそめています。
経験ないほど、と称された台風14号ですが、皆さまの地域は、大きな被害はありませんでしたか? 宮崎にはお客さまや懇意にしている先生方、医療系事務職員の仲間達、同僚の中にも宮崎出身者があり、大変な様子を見聞きするにつけ、心配です。大きな被害が出ませんようにと祈るばかりです。

熊本も大分も、福岡県内でも過去の大被害が出た台風と同じ進路を通っていくような・・・心配ですね。これは環境の問題もあり、気候変動が大きく影響しているというのは気のせいでしょうか?

台風の通過を祈りつつ、ふとテレビをつけると、BSで「地球クライシス2022」が放送されていました。ゲリラ豪雨、猛暑日が続き、これは環境問題として取り上げられていました。脱炭素・・・化石燃料だけの問題ではないというところに驚きです。

北極圏では夏の間、白夜となるスバールバル諸島。
犬ぞりのためのハスキー犬がたくさん飼育されていりるそうです。
今年は20℃以上にになった日が4日もあり、冬場の気温も6℃以上上がっているのだとか。そんな中犬ぞりをひかせてしまうと、犬が死んでしまうという・・・-30℃の日常から+20℃・・・人間でもそんな温度差は体験していませんよね。私なら、息も絶え絶え・・・
だって、6月ごろの30℃超えてしまうと、食事がとれなくなり、一気に夏バテの状況になってしまうことを考えると、大変な気温上昇で、犬が死んでしまうというのも、理解できます。

日本も亜熱帯化しているように感じます。
春と秋が短くなり、夏の暑さは半端なく、スコールのような雨が降ります・・・外に出ると、サウナにでも入ったように息苦しくなり、とても、まともに仕事ができる環境ではありません。
子供のころの感覚は、あまりあてにはならないといわれたことはありますが、それでも、暑さで寝られない・・・なんていうことはあまりなかったように思います。夏でも外で遊んでいたような・・・今は公園で遊んでいる子もあまり見ないような気がします。
さらに、後期高齢者にはとても辛い日々だったと思います。
ほぼクーラーはつけっぱなし。線状降水帯なんて、30年前には聞いたことありませんでしたよね。
85歳を超えてくると、「暑い」「さむい」という感覚が鈍くなるのか、クーラーなどを付けたがらないこともあります。我が家の年よりは、クーラーをかけて窓を開けている・・・冬場は暖房を入れて窓を開けている・・・
びっくりするのですが、それが現実です。
お客様の医療機関や介護施設に訪問すると、真夏に冬用のコートを着て病院に通院して来られる方や毛糸のカーディガンを着ている方もあるのです。

熱中症になると、暑い・寒いという感覚がおかしくなり、「寒い」といわれる方が増えるとか・・・周りが注意しないといけないなと思います。

医療機関も介護事業所も異常気象にも対応した事業計画が必要かもしれません。光熱費はクーラーをつけっぱなしにするため、高くなるでしょうし、太陽光などの電力供給なども必要になるかもしれません。

先日見たテレビの番組では、電力を自給自足する家庭が取材されていました。太陽エネルギーや風力発電を活用されていましたが、現状では「蓄電する」ということが難しく、雨の日が続くと、電力が不足し、電灯やテレビだけではなく、パソコンや電話等も不自由されているようでした。
「地球クライシス2022」では、水素による蓄電システムを開発し、冬場を乗り切るという仕組みも紹介されていましたが、一般家庭で活用できるようになるには、どの程度かかるのか・・・夢のまた夢、のように感じました。

この数年、コロナ禍でもあり、家庭介護をしていた関係で、仕事も制限しほぼテレワークで仕事をさせていただいています。母は私が家にいる=遊んでいると思っているようで、時々びっくりするような発言がありますが、両親にとっては、人生の終盤に、このような「コロナウイルスの猛威」や「温暖化による大規模災害」などの脅威にさらされ、こんなはずじゃなかったという思いもあるようです。

流れに身を任せていくことも一つ必要なことかもしれませんが、私たちにできる感染対策や温暖化対策・・・考える一日となりました。
SDGs・・・生活自体を昭和の時代に戻すことは難しいかもしれませんが、時には昔に戻り、井戸水に足を浸し、井戸水で冷やしたトマトや胡瓜、かき氷を食べながら涼をとるというのもいいのかもしれません。
我が家は幸い小高い山の中腹にあり、すでに朝夕はひんやりとした風が吹いてきます。今年は窓から見える公園の銀杏の木の葉が黄色くなりかけています。台風の猛威にさらされつつ、風の音に恐怖を感じながら、大きな被害が出ないことを祈りつつ、そろそろ休もうかと思っています。

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