【ネタバレ注意】映画「万引き家族」の感想

何かの賞をとって有名なことは知っていたが、やっと見ることが出来た。

血の繋がりと人間関係が主軸だと感じた。
もちろん、貧困だとか虐待だとかもあるけれど、元の家族のところに戻ったあと本当に幸せだったのか?ずっと血の繋がっていない「家族」と過ごし続ける方が幸せなのか?
とても安直には答えは出せないなと思う。

ゆりちゃんはまた虐待されるようになってしまったし、祥太くんは学校に通い始めきちんと教育を受けられるようになった。
亜紀ちゃんはどこに行ったんだろう…
4番さんのところかな?

将来、自立したゆりちゃんはとても幸せに暮らすかもしれないし、虐待が酷くなって血の繋がった親に殺されているかもしれない。
祥太くんは勉強を続け、大学に進学したりして夢を叶えるかもしれないし、万引き癖が抜けず犯罪者に堕ちてしまうかもしれない。
(人の物を盗むことは良くないことだと認識しているようたったので、犯罪者にはなってないかも…?)

おばあちゃんが亜紀ちゃんを拾ったのはお金が目当てだったと警察に聞かされてショックを受けていたが、本当にお金だけが目当てだったのか?
私は亜紀ちゃんに好かれているおばあちゃんは嬉しそうに見えたし、100%お金ではなかったと思う。
(最初は95%くらいお金が目当てだったかもね笑)

未来のことは誰にも分からないし、どの決断が一番かなんてわかるわけがない。
だから今が楽しい選択をしていけばいいと思うけど、犯罪はよくないと思う。
選択肢を絞られる原因でしかない。

白黒はっきりして生きれたら楽なんだけど、理屈だけでもダメだし、感情だけでも上手くいかない。
人生って難しいですね。

私は色んなところから集まって生活してたあの6人は、お金はないけど楽しそうだったし、警察に邪魔されなければこのまま…と思ったが、捕まったら捕まったで、ここから警察のお世話にならない人生を皆歩んで欲しいし幸せになって欲しいとも思った。

今を大事に生きること
周りの人を大切にすること
周りに助けてくれる人はいること?
を教えてくれる映画だと思った。

次はなんの映画を見ようかな

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