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ライブ感想:Pino Palladino and Blake Mills featuring Sam Gendel & Abe Rounds
福岡公演

Pino Palladino and Blake Mills featuring Sam Gendel & Abe Rounds
福岡公演
日時:2022年11月10日(木) 19:00~
会場:福岡市立西市民センター ホール

定期的に何かしらnoteに書こうと思い、だいぶ期間が空いての更新となってしまいましたが…、先日「Pino Palladino and Blake Mills featuring Sam Gendel & Abe Rounds」の福岡公演に行ってきたので、そちらの感想を書いていきたいと思います。

【はじめに】
まず結論から先にいうと、非常に素晴らしいライブでした!
物凄く言葉足らずな感想になってしまいましたが、初めにあくまで私視点でみた会場の様子から述べていきたいと思います。今回の会場である福岡市立西市民ホールは、姪浜駅から徒歩で5~10分程度のところにあり、周辺にはマンションや戸建ての住宅やスーパー、飲食店などがあるような会場でした。私は何度か通ったことはありましたが、初めて入りました。会場のキャパとしては800人、造りは一般的なホールという感じで、私は当日券を購入したのですが、SNSの情報によるとチケットは前売りでソールドアウトだったとのことです。勝手ながら福岡だと他の公演の会場に比べると、お客さんも少ないのかなとも思っていましたが、そんなことはなく席も非常に埋まっていました。来場しているお客さんも、年齢層は20代から年配の方まで幅広くいたように思います。

【内容について】
今回の公演の内容についてですが、まず行く前に聞いておくべきであろう2021年リリースされたPino Palladino And Blake Mills 『Notes With Attachments』は、私はライブが終わるまでちゃんと聞いたことなく、私も音楽的に疎いジャンルだったので、ライブ開始後も、「どうやって聞いたらいいんやろ…」と少々不安な気持ちもありましたが、色々考えてるうちに、自然と自分の体も演奏に合わせてリズムを刻み始め、4人の迫力のある演奏に飲み込まれていくような感覚になり、すごく楽しいライブでした。演奏中に周囲を見渡すと、ホール席なので他のお客さんも着席している状態ですが、みんな首を前後に揺らして演奏に乗っている様子で、その光景もすごく印象的でした。
 私自身演奏や技術面のこと、特にジャズのことは詳しくないので、感想も書きづらいところはありますが、福岡公演のHPに「天下無双の4人」と形容されている通り(https://yame-ongaku.square.site/product/pino-palladino-and-blake-mills-featuring-sam-gendel-abe-rounds-/7)、4人の演奏は物凄く見応えがありました。それぞれが別々のフレーズとか演奏を繰り広げているんですが、まとまって聞くとすごくグルーブ感もあって、重厚なサウンドが鳴っているというような感じでした。元々、それぞれ異なる音楽性のアーティストのプロデュースや作品にプレーヤーとして参加していたり、4人ともすごく評価もされているアーティストが生で見れた時点で貴重な経験だと感じました。

次に、4人それぞれの印象を書いていきたいと思います。Pino Palladinoの演奏は、他の4人と比べると割と落ち着いている様子というか、(私の聞き方が誤っているかもしれませんが)楽曲のビート、土台を支えて引っ張っていくような様子でした。そして、Abe Roundsのドラムに関しては、ベースと共に曲のリズムを支えている場面もあれば、突然暴れだすように激しく演奏をしたり、ある曲では独創的な演奏からリズムを生み出して、4人のセッションに繋げていくような、思わず「すご!」と唸ってしまうような場面もあったり。サックスのSam Gendelに関しては、最近すごく名前を耳にする方でもありますし、折坂悠太の作品に参加していたり、私も非常に楽しみにしていました。所々ライブだからなのか他の楽器の音と重なって聞こえづらい箇所もありましたが、演奏もすごく良くて、エフェクターを使って独特な音を鳴らしたり、終盤のハーモニカ?もすごくエモーショナルな演奏でした。そして、私的に4人の中で一番思い入れがあるというか、知らず知らずのうちに参加した作品を以前からよく聞いていたギターのBlake Millsですが、非常にすごい演奏でした。特に派手さがあるような演奏をするタイプではないと思いますが、他のメンバーが鳴らす楽曲の中で、凄く自由に動き回っているようでした。彼の特色の一つともいえる独特なギターの音色は、「こういう風に演奏しているんだ」と生で見ることができて非常に貴重な経験だなと思いました。
 アンコールも計2回あったのですが、そのころには、立って踊っている人もいたり、じっと聞きこむ感じでも聞けると思いますが、ライブだと本当に踊り出してしまうような感じで、会場の雰囲気も盛り上がっていました。最後はスタンディングオベーションでした。

【最後に】
結論として今回のライブを見ることができたのは、本当に貴重な経験だったと思います。それも、海外アーティストのライブも関東、関西に比べると少なく、そして地元である福岡で4人をみることができるなんて、すごく幸せな時間でした。

車で帰る途中に、アルバムを聞いてみましたが、すごく良かったです。
4人が関わってきた作品も、これから追って聞いてみたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!



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