見出し画像

へそで茶を沸かす

Twitterではたびたび通院匂わせツイートをして、貴重(もの好きとも…ゲフンゲフン)なフォロワーの皆さまには、きっとなんやねんという感じを与えていたことと思います。

ここ数日怒涛のようでなかなか考えていることを整理できなかったので、たどたどしいですが、今の気持ちなどを綴ってみました。

結構赤裸々な内容になってしまったので、絵の事だけでいいかな、やめときます~!な方は回れ右をお願いいたします。





先日、卵巣がんの疑いが高いという検査結果を伝えられました。

近所の産婦人科に総合病院を紹介して頂き、総合病院に大学病院を紹介して頂き、3軒目でやっとそこに辿り着きました。

ガーン、て言うてる場合じゃないですが、
当時21歳だった姉は癌で亡くなり、残る身内も今まさに闘病中なので、これはもう私がならないという事はないだろうと、来る日を覚悟して参りました。
保険もがん特約に入ってるか確認して、半年に一度はがん検診を受け、今回の件に至ります。幸い転移はしておらず、初期という事で、そこんとこだけがホッとしたところです。

国立がん研究センターのHPには「日本人の2人に1人が、一生のうち一度はがんになるというデータがあります」という文章がありました。

がんってそれほど身近なものなんですね。

私の場合は卵巣がんという事なのですが、こやつは体の中にひっこんでいるため、がんなのかそうでないかという最終的な判断は、腹をかっさばいてみないと分かんないみたいですね。

実は私は、娘を出産した時も帝王切開だったので、正直開腹後のあの痛みをまた味わうのが嫌で嫌で、開腹は嫌だ嫌だと祈っていましたが、こういう状況になったので、もう気分はまな板の鯉です。煮るなり焼くなり、先生方を信頼してお任せするのみです。

卵巣がんの手術、もし良性腫瘍というがんじゃないやつだったら片っぽの卵巣だけ取っておしまい、がんだったら卵巣から子宮からリンパ節からあれこれ取っちゃうみたいで、先生曰く「極端なんですよね~」との事。

軽っ

医療ドラマなんかでは告知の時なんて緊迫のムードで「…がんです」「えっ…!そんな…!」ヨヨヨ…奥さん!しっかり…!という雰囲気で描かれるじゃないですか。(末期がんと告知された姉の場合はまぁまぁそんな感じでしたが)
先生方はもう何百何千という患者さんをまたに掛けてきた歴戦の先生方なわけで、すご~くあっけらかんとしています。私の場合転移なしで初期だったという事もあるとは思いますが。
大学病院なので、学生さんも同室されています。(事前に了承してます)
二十歳前後の若者が聞くには大変ヘビーな内容だと思うのですが、医学を学ぶ学生さん(この頭悪い表現よ)はすごいなぁ。自分が彼らと同じ年の頃は何していたっけ。

先ほども書きましたように卵巣がんだった場合、卵巣両方と子宮とあともろもろの器官などを摘出するわけなので、当然今後の子どもの予定なども聞かれるわけです。(学生さん同席してたけどこれもヘビーな…)
私はその事についてもう心に決めていたので、ハッキリ希望をお伝えしました。
「オッケー!そんじゃ全力でいくね~!」と先生が明るく言ってくださったのがとても心強かったです。

そんなわけで6月末に手術を受けてきます。
手術が無事終わった後も、場合によっては抗がん剤治療やホルモン治療(卵巣取っちゃうと女性ホルモンが出なくなってあちこち支障が出るらしいです)というのがあるそうです。

気がかりなのは家族の事です。
きっとこれからたくさん迷惑を掛けてしまう。もうたくさんだって、嫌になってしまうだろうか。子どもは6歳と3歳で、私が不在の間大丈夫だろうか。退院後もろくに動けないだろうから、きっとたくさん我慢させてしまう。などと、色々考えてしまうわけです。

色々考えたところで、なるようにしかならないですね。

前回までの検査ではアンニュイモードに陥り、感傷に浸りまくった記事を作成してしまいましたが、臍で茶を沸かすぜ。ヒゲなんてどうだっていいよ。気になるなら剃ればいいよ。ヒゲ生えたって臓器が無くなったって生きたいよ。先生方のあっけらかんムードに当てられたせいか、わたくし開眼いたしました。
回復した頃にコロナ禍が明けてくれたらとってもありがたいんだけど、どうかなぁ。
この状況で、迅速に手術を受けることが出来るのはとてもありがたい。
先の事は分からないけど、出来ることを一所懸命にやりたいな。
手術後はどれくらいの頻度で絵を描けるかな。描きたい景色もまだまだあるので、くたばってられないですね。あっこれはフラグっぽいから言わんとこう。

以上、現状についてでした~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?