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まやまにあ -Level.6- のことと私的エビ中論。

2022年1月18日、両部に参戦してきた。

真山りか(敬称略以下同じ)は、ついこの間までやっていた中学生相手の仕事(今後またやるかもしれない)をしていた時に出会った才色兼備の女の子、進学高校に進学後宝塚音楽学校へ編入して娘役のトップまで上り詰めたあの娘を彷彿とさせる存在である。その娘の中学生時代は、ノイジーなソプラノ声だったが、招待されたお披露目公演では、磨かれて美声になっていた。真山は、テナー声である。ファルセットの時にソプラノ声になるが、両者に共通しているのは、華奢な体型であるということだ。それなのに民謡歌手並みの声量がある。天性のものに加え、努力の成果ということだろう。

ここからエビ中論になるが、おれにとってエビ中は、渋谷陽一における Led Zeppelin と同じで、盲目的に好きなので批評の対象にはならない。

全員がクレバーなのである。星名美玲と風見和香は努力型の秀才で、放って置いたら東大へ進学してもおかしくない。真山は先読みが効く。トラブルは起こさないし体力もある。相当な頭脳の持ち主である。桜木心菜は、恵まれたビジュアルとキレのあるダンスで華を沿える。高校1年で英検準2級取得を目指しているというから相当なものだ。バブと呼ばれイジられている小久保柚乃でさえ、計算高く自分を熟知している。中山莉子はボーカルスキルは他メンバーより劣るものの、マグマのようなエネルギーで中谷莉子、リコナカヤマ、マリコを涼しい顔でやってのける。柏木ひなたは、圧倒的な歌唱力でソロの全国ツアーまでする。安本彩花は安定感に加え、悪性リンパ腫と取っ組み合いをして克服するという、その辺にはいないであろうバリューを加えて最早無敵感すら漂う。小林歌穂に至っては、絵画の個展、ウクレレ、ギター、ドラム演奏と、歩く総合芸術である。

さて、この日の真山だが。当初は、ファンクラブ先行の2部参加だけの予定を、当日朝になって1部も追加してしまった。盲目的に敬愛しているのでそういうことになる。

なんと『ebiture 真山ヴァージョン』で開演。選曲が渋すぎた。正にまやまにあでないと楽しめないようにしつつも、誰にでも受け入れられるようなセットだった。

『春の嵐』『Liar Mask』は圧巻。『愛のレンタル』アコースティック・ヴァージョンは The First Take 並みのクオリティで落涙を促した。

1部、2部、どちらに行っても正解。1部がカジュアル、2部は配信もあるのでワンピースのドレス。「自分を肯定して」「負けないで」というメッセージが、真山だからこそ響く。カリスマの資質もあるとは。

以前も記したが、エビ中は中・高生の頃近所にいたよく泣いていた女の子の成長を見ているというスタンスなので真っ当に批評できないのた。

生写真は外れました。

2022年1月20日記。

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