Wake on lanを設定してみた 『Vostro3861』

■背景

リモートで操作しているPCが、万一電源が切れてしまった時の対応として、念のための対策として、 Wake in lanでシステム起動をできるように設定してみることとした。

■設定する項目

必要な設定としては、BIOSとWindowsにそれそれの設定が必要なようだ、BIOSだけでよいのかと思っていたが、意外と色々な設定が必要で手間がかかるようである、セキュリティ的に推奨されていないって事なのかしら。

■BIOSの設定

設定するパソコンはDellのデスクトップPC Vostro3681である。
資料としては、ここを参照した

(1)セットアップユーティリティ-オンデマンド-lan-wol-dell-システムを使用した場合
(2)Vostro3681サービスマニュアル

上記に従い、F2でBIOS設定画面を起動して
Power Management(電源管理)][Wake On LAN/WLAN]を[Enabled]に設定。
[Deep Sleep Contro]
[disabled]に設定
設定を保存して再起動。

■WindowsでNICの設定

Windows11Explorerから、PC右ボタン「その他のオプションを表示」、
管理」でコンピューターの管理を起動、「デバイスマネージャ」を開く。

次に、「ネットワークアダプター」から「Realtek PCIe GbE Family Controller」を右ボタンで「プロバティ」を開く

コンピューターの管理
コンピューターの管理

最初に「電源の管理」で画像のように「Magic Packetでのみ、スタンバイ状態を解除できるようする」を有効化。

Realtek PCIe GbE Family Controllerのプロパティ「電源の管理」

次に、「詳細設定」から、「Wake on magic packet when system」を「有効」に設定。

Realtek PCIe GbE Family Controller 詳細設定、Wake on magic packet when system

記憶が曖昧だが、「ウェイク・オン・マジックパケット」を「有効」に設定

ウェイク・オン・マジックパケットを有効化
ウェイク・オン・マジックパケットを有効化


■Magic Packet発信して稼働テスト


とりあえず、パソコン側の設定は完了。
次に、Magic Packetを発信する環境が必要である、テストとして、同一LAN内ではあるが、AndroidでWake on lanのアプリがあるので、インストール、Magic Packetを発信してみた。

Android の Wake on lan

無事にPCが起動した!!
テストは完了、次はリモートから起動するための設定である。

■Macからリモートで起動させる設定

MacからはVPNでリモートでネットワークに接続できる環境にあるので、あとはMagic Packetを発信できる環境を設定するだけでいいはず。
調べてみるとこんなのがあった。

Mac用アプリ「WakeOnCommand」で、WakeOnLAN操作

WakeOnCommand

早速設定して、いよいよ稼働テストだ!!

クリック!!!
何も起こらない!!!

どうやらVPNでMagic Paketを通すのは不可能でないが、かなり難易度高いらしい。セキュリティ権限的にVPN装置の設定はいじれないので、今回は断念だ。

しかし、  SynologyのNASからMagic Paketを発信できるっぽいので、VPNで入って、 NASから発信すれば起動てぎるはず!!!

後で試してみよう。

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