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商売はモノ売りからコト売りへ


こんにちは、吉川です。

近年、モノの売り方が変化している事をご存じでしょうか。
競合よりも品質の良いものを作ったり、割引や値下げを行っても、昔のようにモノが売れなくなっている時代へ突入している。

「モノの売り方が、コト売りの時代になった」

小売関係の経営者の方と話していて、まさにコト売りへ変化したと思いました。


◆コト売りとは

コト売りとは、商品やサービス自体を売るのではなく、それを使って得られる体験や感動などに価値をおく売り方になります。

「この化粧水を使ったら肌がモチモチになるかもしれない!」
「〇〇ホテルは古民家風になっていて、昔懐かしい気持ちになって癒された」

など、モノを使ってどんな体験が得られるのか、そのワクワクしたり感動したりする体験に価値をつけていきます。

コト売りが主流になっている背景には、モノが少なかった時代からモノが普及した時代への変化で、モノでの差別化や物質の価値が下がったことがあるようです。
2019年 内閣府世論調査より(対象人数5492人)では、対象者のうち62%が​​​​「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」と回答していました。
多くの人が「モノ」に満たされた物質的な豊かさよりも、ゆとりのある生活をする「コト」を大切にしたいと考えていることになります。

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◆コト売りになるメリット

1番のメリットは、ファンやリピーターが増え利益率が高いビジネスになることではないかと思います。体験などの「コト」を売ることで、競合との差別化となり値下げなどの価格で勝負しなくても良くなると考えます。共感する方が多いとSNSなどのシェアする人も増え、モノ​にも価値がつくとも考えます。


◆コトを売るために大切なこと

①ブランディング
ブランド力があると、競合と価格で勝負することがなくなると考えます。
②SNSで拡散されるように意識する
「映え」や「話題性」などのある商品、イベント、お店作りをすると、宣伝費をかけずに拡散してくれる可能性が高くなります。
③ストーリーや想いを伝える
開発者や立ち上げのストーリーや想いを伝えた方が、会社のファンになる方が増える傾向があるようです。


良いモノが溢れている現代になり、それによって得られる体験に、多くの人が惹きつけられる時代に変わりました。​​​​
「モノ」売りから、どんな価値を提供できるのか、どんな感動を与えられるのか、という「コト」に価値を見出す経営をしていこうと思いました。


今日もありがとうございました!
吉川康弘(よっしー)

<参考文献>
https://remotelock.kke.co.jp/article/sell-latest-things/

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