可愛いという

子どもはかわいい。もう小さいだけでかわいい。かわいいんだからかわいいと言ったらいい。ママの口癖はかわいい。

今何考えてるかわかる?

どうせかわいいっておもってるんやろ

そのとおりだ!!わたしのおなかからでてきたちっちゃいいきものが、動いて、なんやかんやするんだぞ、そりゃかわいいわ。

かわいいと言われなかったから、かわいいと言い続けてしまうのかもしれない。

もう少し目がおおきかったら、まつげが長かったら、色が白かったら、といつも言われていたから、すねた子に育ってしまった。今思えば、母は自分のコピーが欲しかったんだろうと思う。確かに父と母の掛け合わせを考えると、私の顔で生まれてくるのはおかしい。母だけ見た人は父に似たんだと言うが、悪いが父は若い頃相当格好良かった。

弟はハーフ顔なので、逆なら良かったのにと1年に1度は言われた。

世間体もあったのだろうが、言葉以外の面では、よく育ててもらった。だが、言葉で苦労した分、子どもに同じ思いはさせたくない。

かわいい、�かわいい、だいじだいじ、と育てていると本当にかわいい子に育つ。これは、数少ないわたしの子育て論の真理のひとつだ。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?