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手紙を送る 

手紙。最近はなかなか書かないかもしれませんね。
あなたは、お手紙を出す方ですか?

実は、私は手紙魔でした。

小学生の頃は、雑誌で文通相手を探すコーナーがありました。珍しくなかったです。雑誌に、数行で自分を説明する内容を掲載してもらい、そこに文通希望の方からの応募を待つ、という。
デジタルネイティブの方々には信じがたいでしょうけれども。
その頃も、興味が近い人とつながりたい気持ちがみんなあった、ということでしょうね。

そうして、小学生~中学生の頃、私は男子ひとり、女子ひとりとずっと文通を続けていました。

その男子には、洋楽のことをいろいろと教えてもらいました。KISSとかね。(顔を白黒塗っていたバンド)ときめいて、タオルにイニシャルを刺繍してみたりしたことを覚えています(^^;)… (それは送らなかったはず)

女子の人は、本当に優しくて、たくさんやりとりしました。私が中2の頃、父親が自死したことも書き送り、もう、途絶えてしまうかと思いましたが、その重さを彼女は受けとめ、返事を書いてくれました。
今から考えると、いつもとてもステキな字で、すばらしく温かな文章や、優しいオリジナルの詩を送ってくださっていました。
たぶん、文通が終わってしまったのは私のせい。。続けていたらよかったのにね。

その後の文通というと、私が大学を退学したあと、同級生と、毎日のように手紙を書き送りあっていました。1年くらい続いただろうか。あれも嬉しかったなぁ。

その数年後、就職して、遠距離恋愛になったときも、たくさん手紙を書きました。職場で、昼休みに休憩室で書いていたら、ほかの部署の人に「レポート書いてるの?」とビックリされたっけな(笑)
彼も、書いてくれる人でしたね。カセットテープに音楽を入れて送ってくれたり。

手紙というのは、書いた相手から返事が返ってくる時間が数日とかもっとかかりますね。
それが、また、いいんですね。


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