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「にんじんようちえん」を読んで🥕

このたび、3月10日にポプラ社さんより発売された「にんじんようちえん」(作/アンニョン・タル 訳/ひこ・田中)のサポーターになることができました!届けていただいたのは実際に発売される絵本よりもずっと小さなプルーフ本。愛らしいサイズの絵本を手にして、心をときめかせながらページを開きました。絵本を読むなんて何年ぶりでしょう!

お話の舞台となるのは、ウサギの子たちが大勢通うにんじんようちえん。そこに新しく赤いウサギの子が入園します。この子、はじめはようちえんのことが大嫌いなのですが、あることをきっかけに担任のクマせんせいのことが大好きになります。
着ていく服にこだわったり、お歌の時間に最前列で大きな声で歌ってみたりと猛アピール。以前はうしろのほうでつまらなそうにお歌の時間を過ごしていたのに、すごい変わりよう!思わずクスリとしてしまいます。


みずみずしくまっすぐに「だいすき!」の気持ちを伝える赤いウサギちゃんを見ているとほっこりするとともに、キラキラしたエネルギーを私にもおすそわけしてもらったような、おひさまの下に出たときのような…ぽかぽかした明るい気分になりました。
にんじんようちえんに通うほかのウサギちゃんたちにもそれぞれ個性があって、みんなは今何をしているのかな、とページのすみずみまで眺めるのがとっても楽しいです。思い思いに過ごすみんなを見ていると、私が幼稚園児だったころお遊戯が大好きだったこと、劇の発表会でウサギさんの役を演じたこと、夏祭りに屋台の店員さんをやるのが楽しみで仕方なかったことなどを思い出し、懐かしい気持ちになりました。あのころと同じように…とはいかないかもしれないけれど、自分の大好きなことを思いっきり楽しむ気持ちをもっともっと大切に抱きしめていかなきゃ!と、改めて思いました。


読み終えるころにはやわらかくて優しいタッチで描かれるこの素敵な絵本のことが大好きになっていました。「にんじんようちえん」のあたたかい輪が大きく広がっていくことを願っています。

素敵な機会をいただき、ありがとうございました。

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