雑記 815 イルミネーションはまだ?

画像1 昨夜、ふと気がついたのだが、家の前の通りのクリスマスイルミネーションはどうしたのだろうか。
画像2 この時期、12月の初めになると、桜の木にイルミネーションを付ける職人さんが来て、光が輝き、クリスマスの雰囲気を醸し出していたのだが、今日も暗いまま。昨年、枝が折れるのではないかとハラハラするほど、木の先端に登って電飾を絡めているので、感心して見ていたら、自分は「空師」という職業なのだ、と言って、名刺をもらった。空に近いところで仕事をするからだそうで、江戸時代にはもうこの言葉はあった。
画像3 夕方の野方駅の踏切。都立家政駅が見えるほど、駅と駅の間隔は短い。空はすっかり暗く、でも、角を曲がると、クリスマスイルミネーションが通りを華やかにしていたのだが、今年は、クリスマスまで、後10日と言うのに、通りは暗いまま。何かあったのだろう、と思うしかないが、このマンションの最上階に暮らす、遠吠えの得意な文太(柴犬)の声も夏以後ぷっつりと途切れ、全く聞かれなくなった。皆、無事でいてほしいと願う。
画像4 これは昨年の12月のもの。
画像5 イルミネーションは2色で、凝った装飾はひとつもないが、暗闇の中では、救いの光、のように輝く。毎年続いていたものがないと、寂しい。
画像6 物事は変化し続ける。昨年のものが今年もあると思ってはいけないのかもしれない。この近辺で、顔見知りであった人で、連絡が取れなくなっている人も何人かいる。すれ違うこともなくなり、そういう変化を受け止めていかなくてはならないのかもしれない。行く川の流れは絶えずして……久しくとどまりたるためしなし、と鴨長明も書いている。
画像7 ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。

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