雑記 570 118年の時を経て

画像1 PiascoreでダウンロードしたHandelのアリア。目を凝らしてみると、下の方に、薄く、April 4, 1905 とある。Mifs Gillinghamと言う人に歌われた「Let the bright Seraphim」と、カリグラフィーの文字が踊る。
画像2 ヘンデルが1759年に74歳でこの世を去って、264年。曲は色褪せることなく、古びることなく、今も演奏し続けられている。
画像3 ヘ音記号の書き方が、今の表記と違う。また、附点四分音符の附点が、音符のすぐ横でなく、離れたところにあって、今の楽譜に慣れた者にとっては、ゴミかと思ってしまうほど。118年も経つと記譜方も変わるのだろう。
画像4 1905年と言えば、日露戦争が終わった年。アインシュタインが立派な論文を一年に三つも書いて、奇跡の1905年と言われている。ロシア革命の始まった年。第一次世界大戦は、1914年だから、この楽譜は、それらの戦争を知らない。そんな時代の人と繋がった。
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