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Stabat Mater dolorosa (Giovanni B. Pergolesi)

Cantate Domino牟礼 / 神奈川フィルハーモニー管弦楽団有志
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Stabat Mater dolorosa
ペルゴレージ作曲

悲しみにくれて 立ちつくす御母
我が子が十字架にかけられている間
その傍らで泣き崩れる

ローマ・カトリック教会の「聖母の七つの悲しみの日」
に歌われる「悲しみの聖母は佇む」。
十字架の傍らに立つマリアの心情を伝える記事は聖書には
ない。
けれど、多くの画家や音楽家がマリアの悲しみを描いた。

使徒言行録には、イエスの母マリアが初期キリスト教会の
群の中にいたことが、はっきり記されている。
マリアが十字架の傍らで倒れてしまったのではなく、復活
の主イエスを信ずる信仰に至ったことを伝えている。

ペルゴレージ(1710~1736)は、イタリアのイェージに生まれ、
幼い頃から著しい音楽の才能を発揮した。
オペラなどによって、若くして音楽家としての名声を揺るぎない
ものとするが、胸を病み、フランシスコ会の教会に引きこもり、
この「Stabat Mate」の最後の楽章を書き終えて、すぐ、26歳の
生涯を閉じた。

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