雑記 685 モツレク

画像1 文京シビックホールで、モーツァルトの『Requiem』合唱団「鯨」。コロナで3年活動を休止している間に、団員が4人亡くなった。また、6月23日、指揮者黒岩英臣氏の奥様が亡くなったそうで、本当にレクイエムになってしまった。黒岩氏は、43年に亘る合唱団鯨の指揮を今回で引退、と言う。
画像2 演奏開始前に、団長から挨拶があり、突然に指揮者の奥様が亡くなられたと言うことで、オケが入場してきても、ソリストが入ってきても、拍手はしない下さい、とお願いがあった。会場の全員で、亡くなった方々に捧げたレクイエムとなった。
画像3 プログラムの挟み込みチラシに、今年12月ウイーンのシュテファン大聖堂で演奏されるモーツァルトのレクイエムの団員募集、の案内が入っていた。
画像4 指揮は、反田恭平。昨年国際ショパンコンクールで、日本人初2位となったピアニスト。本当は指揮者になりたい、と言っていたが、早速に指揮の機会が訪れた。学生時代は他のショパン国際ピアノコンクールに出場するピアニストと違って恵まれない環境にもあったようだが、着々と夢を摑む。いつもの髪を引っ詰めにしたサムライスタイルではなく、ウェーブのついた髪を下ろしたプロフィール写真。きっと世界が認める指揮者になるに違いない。

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