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ムスメのいろいろ

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小6で発達障害(ASD)と分かる。知的発達の遅れがないグレーゾーン。外から見たら、どこを切っても普通にしか見えない。困り感を悟られないよう必死で隠して生きている。1日1タスク。1…
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2021年4月の記事一覧

日本人だと余計。。。

誉めるのが苦手な日本人と自己肯定感2019年に内閣府が、日本の子どもや若者の自己肯定感が、国際比較調査で最低だったと公表しました。 日本人は普段から人のことをそんなに褒めませんから、当然と言ったら、当然の結果だと思いました。 ネガティヴ思考傾向の人とか、勿論それ以外にも要因は複数あると思いますが、人から誉められる経験が少なければ、当然自己肯定感も低くなるので、子供自身というよりも環境によるところが大きいかと思います。 英語は人を誉めるキラキラ言語日本人は、比較的おとなし

バウリンガルならぬ、自閉症スペクトリンガルが欲しかった

家族は言葉の通じない宇宙人昔、犬の気持ちを通訳するという「バウリンガル」なる商品がありましたが、我が家の自閉症スペクトラムのふたりは、犬以上に理解不能な人達でした。 会話の通じない彼らが同じ地球の人間とは思えなかったのは、言語を通り越して、多くの人が持って生まれるはずの基本セットが備わっていない感じだったからです。その頃、世間でもよく例えられていた「宇宙人」は、まさにぴったりな言葉でした。 宇宙人と思えるほど、理解し合うことが難しいので、我が家では建設的、平和的な会話が

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人を思いやることが、どういうことか分からない

人の気持ちと行動を記憶していく「足、揉んであげようか?」 先日、立ちっぱなしの仕事で疲れ、ソファに倒れこんでいる私に、娘が言った一言でした。「え、じゃあ、お願い」と言うと、本当に揉んでくれました。 まるで夢のようで、私はひとりドキドキしていました。 というのも、娘はいつも自分のことでいっぱいの人で、人のことなど考える余裕がないというか、そういう頭がそもそもないというか、私はそれまでムスメからこんな優しい言葉をかけられたことがなかったのです。 数年前「人を思いやるって、どう