やわらかい種

水やりはいつも夜

やわらかい種

水やりはいつも夜

最近の記事

大きな気持ち。

季節がすっかり涼しくなって 心が寒くなってきた。 わたしは、今日も変わらずに、 わたしを、取り巻く環境だけが変わってゆく。 心は小さいままに 気持ちは大きくなっていく。

    • 生活という地獄に

      • 好きな人の理想になれたら。

        「好きな人の理想になれたら。」 なんて、恋をしたことがある人ならば老若男女問わず 抱く気持ちの一つなのではないだろうか。 朝の駅のホーム、待っていた電車が颯爽と走って来て 髪が風に拐われるのを手櫛で直しながら、 そう考えていた。 次の、冬で四回目の二十代になる。 日に日に大人を増していく。 「好きな人の理想になれたら。」なんて 心から思えるような 素直な恋に出会いにくくなるらしい。 「理想の二十四歳になれたら。」

        • “無”になれれば。

          まず、“無”とはなんなのか… そんなことを起きてから今まで頭の片隅に置きながら 朝ごはんを作ろうとしたら 卵をザルに割っていて、無駄にした。 これも “無”なのか…とか考えながら。 “無”であることに集中しながら休日を過ごしている。 頭の中ではパッとしないので調べてみた。 「存在しない」「欠けている」そんなことが “無” の意味になるらしい。 そして下の方に、「むだ。」と書かれているのを見て さっきの卵を思い出して心が痛んだ。 でも “無” がなければ ”

        大きな気持ち。