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Why なぜに ヨガ

なぜヨガをはじめたのか。
ヒロシはどこへ向かうのか。

何度なく聞かれているので遂にお答えしようかと思います。それは心配にもなりますよね。

昔とは別人ですし。

8年前、めちゃくちゃ美味い焼き肉屋でのわたし

何があったのかと言うと、2017年の夏。

試合中に肩を脱臼したんです。

そこでプロレスを続けるためには手術をせねばならなくなり、病みました。
手術は辛いからです。
それはこの世界の物質的な苦しみを凝縮したようなつらみです。

私は学生時代にも脱臼癖による手術の経験があったので、その辛さが潜在意識にまで刷り込まれていました。

でもやるしかない。
大好きなプロレスをするためや!と自分に言い聞かせ、1ヶ月後のオペを待ちました。

するとその矢先、今度はドロップキックでの勤務中に盲腸で倒れ、そのまま自分で救急車を呼んで入院。
翌日手術となってしまいました。

これがまた痛いのなんの、しかもそこにプラスして痛風も加わり、脱臼+盲腸+痛風のありがたくない三冠王を頂戴してしまったのです。

三冠統一王者時代

1ヶ月に2回ものオペを経験した私は完全に気づいてしまいました。

「あ、今までの人生何か間違えてたのかな」

と。
これまでは科学的トレーニングを探求して、ひたすらデカく強くすることを極端に追い求めていました。

(これを否定するわけではもちろんなく)
でも、もしかしたら自分には他のやり方もあるのかもしれない。
と思い、まずはじめてみたのがYouTubeのヨガレッスンでした。

ヨガで検索したら一発で出てくる超有名チャンネルで、はじめは先生めちゃくちゃ綺麗だし最高!Wooo!ぐらいに思ってやっていました。

ところが、シャバアーサナ(屍のポーズ)という身体を完全にリラックスさせるポーズをとっていたところ、これまでの人生で感じたことのない心地よさを体感してしまったのです。

それはもう、ふんわりというか、もんまりというか、完全に意識はありながらも緩んでいて、まるで幽体離脱のように肉体だけが宙に浮いている不思議な感覚でした。

「なんじゃこりゃ…」

まるで往時の松田優作のように。

新た自分に気づいてしまったのです。
これが衝撃的なヨガとの出会いでした。

それからというもの、私はこの状態の虜になってしまいました。なんとかしてあの心地よさを得たい。
その一心で、色んな体勢で試みてみたのです。

うまくいくときには身体と空間の境界線がなくなるように感じることもあったし、なぜか急激に心臓がバクバクして死にそうになる時もありました(危険)。

独学でのヨガみたいな行為にハマりまくっていた私と時同じくして、アントーニオ本多さんも瞑想みたいなものにハマっていました。

JDクリシュナムルティという、ブルース・リーも尊敬する神秘学者や、鈴木大拙先生のスピリチュアル本を読みふけり、目を離すとすぐポカーンと口を開けて、瞑想しようとする体質になっていたのです。

話がどんどん怪しい方向に進んでいるように思われると思いますが、我々は必死でした。
非物質的なものへの渇望が止まらなかったのです。

そんな迷える私たちの前に現れたのが、今やっているIshaヨガというヨガでした。

これによって、ちゃんとしたヨガの方法を会得した私たちは、勝手に30kgぐらい痩せるわ、体は柔らかくなるわ、怪我はしなくなるわ、怒りがなくなって人間関係は円滑になるわで全くの別人になってしまったのです。

それには現代科学で説明できる部分も多くあるでしょうし、まだなんかよくわかんない部分もあるでしょう。

瞑想とヨガによって脳の構成が変わってしまったのかもしれません。
とにかくそのようなことがあって、人生に対する経験の仕方が大きく変わってしまいました。

とまあ、長くなりましたのでヨガとの出会いに関してここまでにします。

その後どんなことが起きたのか、そして武術との出会いについてもまた書きたいと思いますので懲りずにお付き合いください🫶

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