嫁VS姑&小姑100年戦争①

前編①~中学の同級生であった夫と私はそれが縁で、23才の時に、5年の交際の後、結婚した。
夫には当時、祖父母、両親、弟妹がおり、◯郡◯町という田舎の大百姓で、小さな廃業寸前の自営業も経営していた。跡取りの長男だった。

私は結婚と同時に、市役所の保母を辞めて家庭に入った。

それは、夫の母つまりこれから長い闘いとなった姑の言い付けでもあった。
孫の面倒を見る暇はないから、保母は辞めて家に入ってもらわないと困るというのが姑の言い分だった。

あとでわかったことだが、経理が大嫌いな姑が自分がしなくても済むようにと画策したのだ。大姑が決算の度に疲れて入院していたのを見ていたからだ。

当時まだ純情可憐な若き嫁の私は、そんなこととも知らず、姑の言うことを泣く泣く聞き入れて一生勤めたいと願っていた保母を辞めたのであった。

思えば、結婚披露宴の話にしても、姑が実家の父に話に来ては決めるので、引き出物一つとっても私達は決めていない。お祝いも友達のだけ請求したので渡してもらったが、ご近所や親戚からの祝いは一切もらっていない。なのに、式や披露宴にかかったお金は夫が出したという何ともわが道を行く勝手な封建的な姑であった。~続く~