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「短歌合戦」で迫る青木穠子じょうこと 浅野梨郷りきょう~名古屋歌壇と短歌会館~

11月4日(土)、まちなか寺子屋「『短歌合戦』で迫る青木穠子と浅野梨郷 ~名古屋歌壇と短歌会館~」に参加しました。

 名古屋・伏見の短歌会館をご存じでしょうか。市の文化施設で、短歌に限らずちょっとした行事や集会などで利用することができます。

 今回の寺子屋は、その短歌会館を名古屋市に寄付した名古屋を代表する歌人・青木穠子(じょうこ)と浅野梨郷(りきょう)の短歌を通してその魅力にアクティブ・ラーニングの手法で迫ってみようというものです。

歌人で中京大学の小塩先生のナビの元、学生さんたちも交え、まず5、6人ほどのグループに分かれて6つのテーマ(雨、伴侶、蝉、晩夏、紅葉、家族)の中から一つ選択します。

そのテーマ毎にあらかじめ小塩先生が選んだ穠子と梨郷の歌一首ずつを鑑賞して、どちらが好きか、そのポイントなどをグループ内でコメントしあい、最終的にそのグループで穠子と梨郷とどちらの歌を取るかを決めて、最後に全体発表しました。

参加者は年齢層も幅広く、皆さん、短歌の感想を真剣に話し合っている姿が印象的でした。「夜もなきやまぬ夏蟬のこゑ」の蝉を元気と捉えるか、ずっと鳴きつづけてかわいそうと取るか、など人によって印象が違うことがわかったり、歌に共感して小さな幸せを感じたり。

今回は5グループ中4グループが梨郷の歌を取りました。今、短歌ブームで、名古屋には聖地もあると聞き、二人が受け継ぎ育んだ名古屋歌壇の積み重ねが続いているのを感じました。

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レポート:しゃくや  写真:てつ

■レポートしたプログラム

■まちなか寺子屋

■やっとかめ文化祭

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