キーボードが増殖していたので、持っているものを紹介してみる

みなさんは、何かこだわっているモノ/コトってありますか?
私は最近、パソコンを使う時に使うマウスやキーボードを色々と手に入れて使い比べることにハマっています。
気づけばトラックボールが卓上に溢れかえるようになっており、正直邪魔です。そこで、一気に使い比べてみて、要らんものは押し入れの奥にしまい込む、もしくは売る・捨てると色々やることにしました。

今回は持っている(いた)キーボードの紹介です。元々は今持っている入力機器全てをここに集めて書く予定だったのですが、字数が思っていたより増えてしまったのでさらに分割しています。
入手順(うろ覚え)です。



個人的キーボードのトレンド

  • 遅延がより小さく安定している無線。Bluetoothは信用していない

  • 物理的高さは1cm以上であれば低ければ低いほど良い

  • パームレストは置きたくない派

  • JIS配列(1キーで言語切り替えできれば何でもいい)

  • ISOエンターキー

  • テンキーレス以下(マウスを左右に1台ずつ置くので省スペース性を重要視)

  • 打鍵音は静かな方が良い


持っている(いた)キーボードリスト

SOTEC KB-0263

なんとも古めかしい色。
奥側の水色がなんとも歴史を感じさせてくれます

 お下がりで押し付けられたもらった物なので詳細がよくわかりません。テキトーに検索をかけたところ、オーディオ機器のオンキヨーの関連会社らしい。今は塵となって消えているもよう。
思い入れは特にありません。

主な特徴は、

  • PS/2有線接続、ケーブル直出し

  • メンブレン

  • 96% JIS配列

  • ホットキー付き

です。

PS/2なんていう、コンシューマ向けでは絶滅したものには、懐かしさを覚える人もいることでしょう。色々な機器を取っ替え引っ換えで使うようになってしまった身としては、ホットプラグ非対応という時点で使う気が失せます。なぜか変換ケーブルを持っているので、USB化した上で今使ってみているのですが…普通に使えています。そんなに酷使されていなかったのか、よくわかりませんが昔のものの耐久性はすごいですね。

PS/2プラグ

96%配列とという、カーソルキーの部分を省略した結果幅が若干短縮された配列で、高機能と省スペース性をある程度両立しているタイプです。フル配列キーボードと比べてもあまり違和感なく使え、テンキーも近めなので嫌いではありません。ただ、私の置き方ではどうしてもセンターポジションが狂ってしまうので…家で使うのは無理ですね。

テンキーレスより少し幅広。カーソルキーが手前に出ているので奥行をとる

ホットキーが色々と付いていて、左上3番目の「サポート」キーを除いて全て機能します。20年くらい前のものだと思うのですが互換性がすごいですね(キーボードというよりはWindowsか)。

打ち心地は特別良いとは思いませんが悪いとも思いません。プラスチックボディがビビっているような音はしますが、最近の安物キーボードのようなペラッペラな安っぽさはなく、打っていて安心感のある感触です。


古き良き、厚めのキートップ。
近年流行りの薄いキーボードが嫌いな人はさぞ安心されることでしょう

押し入れの肥やしになっています。


Logicool K375s

「今時の安いプラスチックな質感」を地で行く
機能重視?物は言いようですね

私がキーボードに凝るようになった元凶です。
どこかが壊れているわけでもなく使えてしまうので捨てるに捨てられませんが、基本的に憎いです。変な手癖がつきかねないので買うのもおすすめしません。

主な特徴は、

  • レシーバ/Bluetooth無線接続、マルチペアリング対応

  • メンブレン

  • 100% JIS配列

  • 乾電池式

です。

かつてお小遣いで買った物で、2,000円代でありながら無線接続でマルチペアリングに対応していたり、かつフル配列キーボードであることを理由に選びました。

機能性は悪くなかったものの打ち心地に難があり、キーストロークが浅いのに重くて力を入れる必要があり(キートップの滑りが悪い?)、引っ掛かることすらあるという恐ろしい代物でした。もしかしたらハズレ個体だったのかもしれませんが…

Logicool共通の特徴なのですが電池持ちがメチャクチャ良いです。現在でも付属していたテスト用で普通に動きます。今では旧規格となりつつあるUnifyingレシーバ採用品なので、もし失くしてしまってもレシーバだけ買い足して、ペアリングし直せばいいので安心。 

しかしながら、タイピング時に力を入れる必要があるという苦行によって、これを使ってからは、「キーボードは良いものを買おう」と思うようになったのでした。動作確認を兼ねてこのキーボードの項の間は実際に使っていますが、ここに書いているとおりで辛いです。潤滑剤を塗ればマシになったりするのでしょうか…

押し入れの肥やし。


Corsair K63

赤い。
右Altが省略されていないのはポイント高い

ということで数年後に買った、初めてのメカニカルキーボードがこちらです。
最近は安くなっているようですが、別におすすめはしません。かといって買うのを止めるほどでもありません。必要な機能はテンキーを除いて全てそろっていると思います。値段なりのクオリティはあると思います。

主な特徴は、

  • USB有線接続、ケーブル直出し

  • メカニカル、Cherry MX Red

  • 80%(テンキーレス)JIS配列

  • 光る(赤のみ)

です。

コイツを選んだのは、テンキーレスで有名メーカー品、そして比較的安かったからだったと思います。買った時点で既にLogicool K835も出ていたのですが、ロジの廉価モデルあるあるな、Printscreenキーが省略されていることが嫌でこっちにした、みたいな理由があったはずです。

いかにもゲーミングしていますが、そこは嫌いではありません。赤にしか光らないのは評価が分かれそうですが。 筐体の仕上げはデコボコとしたやつで傷や脂が目立たなそうな質感で好みです。

キーキャップはサラッとした触感で、使っているとすぐテカテカになり割と目立ちます。筐体と同じような質感にはできないのでしょうか。スイッチはCherry MX Redでリニア軸。音は割とします。スイッチは選べません。

ユーティリティは設定がごちゃごちゃしていてわかりやすくはないです。マクロを設定できるのは良いですが、Corsairブランドの多種多様なデバイスで共通のソフトになっているせいで余計にややこしく、環境汚染の極みで不愉快です。入れなくても普通に使えるので必要ではないのが救いです。

普通に使う分には問題なかったのですが、キーボードをどかして机に別の物を広げることが多かったので、ケーブル直出しの有線タイプを使い続けるのは辛かった…ということで、キーボード選びは続いてしまいます。
金属音は鳴ります。

個別記事があるのでそちらもお読みいただけると嬉しいです。

おそらく二度と使わないので処分待ちです。


エレコム TK-FDM109

手垢が目立たない加工プラスチックをエレコムは使いがち
安物にはいいんですが、ハイエンド系トラックボールにも同じノリで採用するのはいかがなものか

 メインパソコンで使っているキーボードがケーブルを他で使い回すのが難しくなったため、必要に応じてサッと出せてサッとしまえるキーボードが欲しくなり買いました。K375sはフルキーボードなので長さがあり、外に持ち出すにはちと厳しいのですが、こちらなら短くて軽いので、そのような用途にも良いです。

主な特徴は、

  • レシーバ無線接続(ケーブル直出しUSB有線、Bluetoothも選択可能)

  • メンブレン

  • 80%テンキーレス JIS配列

  • 乾電池式

です。

変にこだわらなければ打ち心地はほどほどで静か、薄くて小さくて邪魔にならない良いキーボードだと思います。

パソコンの動作検証にあると便利なので、すぐ出せるところに置いてあります。安いので雑に扱えて良いです。

レシーバをしまう場所が確保されていて、気が利いています


Keychron K8 (JIS, NON Hot Swappable)(処分済)

真上から撮らないと映りが良くないですね

初めての無線メカニカルキーボードがコイツでした。
この時選ぶものには、Macでの正常動作が保証されていて欲しかったのでコイツになりました。さすがに3万円出すのはキツい…とG913TKLは止めたのですが、結果的にこちらの買い物が失敗でした。悪いのはコイツではなく、私の選定ミスです。
おすすめするほどではありませんが、オフィス使いのオシャレ系としては名が通るようになってきていて普通に使える機能はそろっています。

主な特徴は、

  • USB有線 コネクタ/Bluetooth無線 接続、マルチペアリング対応

  • メカニカル Gateron Brown(Blue、Redも選択可)

  • 80% JIS配列

  • 内臓バッテリー式

  • ホットスワップオプション有(選んだものは非対応)

  • ホワイトバックライト or RGB(選んだのはホワイトバックライト)

です。

筐体はプラスチックのものだったので高級感、は感じませんが安っぽさもありません。重いので持ち運ぶのはよした方が良いでしょう。そのうえ分厚いですし。

キーキャップはマット仕上げで、サラサラというよりはモチモチという擬音語がしっくりきた、不思議な感触。これ以上にないくらい手汗が目立ち劣化が早いので、手汗っかきの人には向かないでしょう。キースイッチはGateron Brownでタクタイル軸。比較的静かで割と好きでした。Gateron Blue、Gateron Red仕様もあり、ホットスワップ対応仕様も存在します。

側面に切り替えスイッチがあり、Windows/AndroidとMacを切り替えることでWindowsキーとAltキーの位置を交換できます。個人的には不要な機能でしたが、順番にこだわりがある方には良いのではないでしょうか。

このキーボードはだいぶ分厚くて机の天板から一番手前のキートップまでの高さが35mm(実測)もありました。ここまでの高さになるとパームレストが必須で、いちいち置かねばならない鬱陶しさがありました。

コネクタでの有線接続Bluetoothでの無線接続に対応しています。Bluetoothのペアリング3つまで登録できるので、複数のパソコンで使い回すには便利です。しかし、Bluetooth接続への切替の待ち時間が辛かったです。といっても、これはKeychronに限ったことではなく、どこのメーカーも似たり寄ったりではあります。

バッテリー持ちが悪いのも辛かったです。Logicoolの異常な電池持ちに慣れてしまったというのもありますが、あまりに面倒だったので結構な割合で有線キーボードとして使っていました。

ユーティリティの類は無く設定は本体のみで完結するので設定は楽です。ライティングの設定キーは側面にでも置いておいてほしかったです。
金属音は鳴ります。

二度と使わないなと思ったので売却しました。


Logicool G913TKL

キーキャップを部分的に交換しているので明るい印象を受けますが、本来は真っ黒です

個人的に一番成功したキーボード選びだと思います。色違いも揃えようと思ったくらいですから。

主な特徴は、

  • USB有線 コネクタ / レシーバ無線 / Bluetooth接続

  • メカニカル GLタクタイル(GLリニア、GLクリッキーも選択可能)

  • 80%テンキーレス JIS配列

  • 内臓バッテリー式

  • RGBに光る

です。

筐体の表側は金属高級感があり、所持欲を満たされます。裏面のプラスチックになっている部分も、汚れが目立たないあの加工で好きです。
 薄型は賛否両論あると思いますが、私は好きです。パームレストが確実に不要でありながら手首が小さくなるので、個人的にはすべてのキーボードが薄型筐体になればいいのに、くらいに思っています。ギリギリ持ち運べなくもないサイズ感ですが、ずっしりしています。長時間使用を想定したものは重くて正解だと思いますが。

メカニカル式にしてはだいぶ薄い
キーキャップも薄い

キーキャップは普通ですね。サラサラではないので手汗による劣化はあまり目立たない気がしますが、劣化しないわけではありません。汗が目立たないという点を考えると白の方が良さそうです。Kailh Choc(V1)と同様の固定になっているので、グラつきが大きい気がします。このキーボード最大のクソポイントはChoc V1互換キーキャップとの互換性が無いことで、専用設計のキーキャップを買うなどしないと見た目のカスタマイズは一切できません。したがって、見た目で遊びたい人は買うと後悔します。

スイッチ軸はGLタクタイル(Kailh Lowprofile Brownベースのカスタム品?)とかいうオリジナル軸で、白ではタクタイル軸のみ、黒ではリニア、クリッキー軸も選べます。感触は重めで誤爆抑制という面では良いのですが、もう少し軽くてもいい気がします。

有線・無線両対応で、無線接続はレシーバBluetoothから選べます。レシーバ接続は基本的に安定しているので、ここはかなりポイント高かったです。

Logicoolなので、バッテリー持ちすごく良いです。色々なものを取っ替え引っ換え使っているのであまり参考にならないのですが、1年くらい使っていて意識して充電したのは1回だけだと記憶しています。

専用ソフトは他社も含め滅多に使わないのですが、設定は少しわかりづらい気がします。カスタマイズ項目がそんなに多いわけでもないので、わざわざ入れるほどじゃないな…というのが正直なところです。ライティングを弄りたいなら入れる羽目になりますが。
金属音は鳴りません(個体差がありそう)

最初は黒を買いましたが白も中古で買い足してしまいました。キーキャップを付け替えて遊んでいます。大変高いおもちゃです。
K70 pro miniを買うまではメイン機でした。現在はK70 pro miniが電池切れになったときの代打です。


Mistel Barocco MD600 v3(処分済)

初めて見た時の強烈な違和感は忘れません
界隈には、こんなものは序の口だと教えてくれるゲテモノ達がいっぱい

 色々と初めてづくしでした。コーディングする人など、英文を打つことが多い人には良いんじゃないでしょうか。全体的に変わり者向けだと思います。

主な特徴は、

  • USB有線 コネクタ式、左右独立で使用、接続可能

  • メカニカル Cherry MX Red(Blue、Brown、Pinkも選択可)

  • 60% US配列

  • RGBに光る

です。

筐体はプラスチックでマット仕上げですが、ビルドクオリティが微妙な気がします。
最大の特徴は、やはりキーボードの筐体が左右に分かれていることでしょう。普通のキーボードをそのまま割ったデザインになっているので、一体型キーボードとして使うこともできます。自作キーボードには左右分離型の物も数多く存在するので、それを選ぶ時の参考にしようという狙いもありました。ただ、左右をつなぐケーブルとキーボードとパソコンをつなぐケーブル2本必要で、地味に邪魔です。
分厚いですが、長さが抑えられているので折りたたみ型のように持ち運びは簡単です。使うのにケーブルが必須なのが惜しいですね。

有線接続のみ対応なので、私の環境で常用するにはキツいという結論になっています。元々メイン機にするつもりはなかったのでダメージは小さかったのですが、K8より割と高いんですよね…
ただ、左側/右側のみをパソコンにつないでゲームに使う、というやり方が可能なので左手/右手用デバイスとして使うこともできます。専用品と比べると機能性に劣り、コスパも微妙な気はしますが…

キーキャップは汗が目立たない仕上げですが、代わりに傷がつきやすい気がします。悪くはありませんが、爪を立てるように打つ人は劣化がきになりそうですね。キースイッチはCherry MX Red。青、茶、ピンクも選べます。値段が同じならピンクの静音仕様がおすすめです。

分厚いので、パームレストは欲しくなる

US配列です。これを買ったころは自作キーボードに興味を持ち始めており、それらはほぼ英語配列だというので、英語配列の練習機にでもしようと思っていたのです。結果、個人的に英語配列は合わないなと思いました。個人的にはエンターキーが縦長でないのが許せなかったです。日本語入力への切り替えが3キー(普通の英語配列では2キー)なのも辛かったです。
ファンクションキーの無い配列に慣れようという思惑もあったので60%キー配列である600にしました。使ってみた結果、ファンクションキーが無くてもそんなに困らないとわかったのは衝撃でした。ただ、他にも省略されているキーが多いので、同時押しが多いのは辛いですね。言語切り替えにはESC+Fn+Altと3キー同時押しになります、辛い!
ハードウェア内で完結するカスタム機能が充実していて、バックライトの設定は当然ながら論理配列をDvorakなどに変更することができる他、個別のキー割り当てもある程度自由に変更できるらしいです。ちゃんとは試していないのでよくわかりませんが。ソフトを使わないのはセキュリティ上好ましいのですが、視覚的にわかりづらいところがあるのでプライベート用にはちと厳しいかなと。

日本語配列仕様もあり、そちらはファンクションキーもついています。普通の人はそちらを選んだ方が幸せになれると思います。カーソルキーもちゃんとついていますし、比較的普段使いしやすいのではないでしょうか。
金属音は鳴ります。今までで一番よく響いている気がします。嫌いなポイントです。

見た目が個性的なので高級インテリアになっています。たまに使っています。


e元素 Z-88(処分済)

 ホットスワップで遊ぶ用に買いました。表面が金属仕上げでしたが値段なりの質感。有線接続のみで英語配列、カーソルキーが付いているのは良かったです。肝心のソケットが固く、3ピン仕様だったので結局ほとんど使わずに処分しました。地味に初のクリッキー軸仕様のものだったのですが、あまりにうるさくて夜には使えないな、とも思いました。安いので、いつもとちょっと違うキーボードを、と初めの一歩には良いんじゃないでしょうか。

主な特徴は、

  • USB有線 コネクタ式

  • メカニカル Outemu? Blue

  • 75% US配列

  • ホットスワップ対応

です。

使わなかったので売りました。


cocot46plus

これを「パンツ」と言われた時は笑ってしまいました
見える見える…

初めての本格自作キーボードです。
キーボードの中央に直径34mmのトラックボールが鎮座するのが最大の特徴で、かなり存在感があります。キーボード以外に手を伸ばさないで済むので、手を動かす分のタイムロスが減り、いい感じです。

キーが46個しかないので、レイヤーと呼ばれる(一般的に)トリガーキーとの同時押しによって同一のキーに様々な機能を振り分けることになります。最初はキーが足りないだろうと思っていたのですが、使ってみると意外と何とかなります。

Remapでカスタマイズできるファームウェアになっている(QMK仕様もあったと思いますが詳しくは調べてください)ので、キーマップカスタマイズも楽々です。使っている時点でのカーソル設定やレイヤーがOLEDに表示されるので、利便性向上に一役買っています。トラックボールのX/Y軸の角度を変えることもできるので、より使い手の手癖に合わせたカスタマイズが可能となっています。

たまに使いますが、基本的に高級インテリアです。


cocot36plus

写真だとバックライトはなんかアレ

 2台目の本格自作キーボードで、作者はcocot46plusと同じ人です。
最大の特徴は同じく直径34mmのトラックボール、を囲うスクロールリング。部品の設計上反応が渋いのが欠点(だと私は思っています)。

こちらはあまり使っていないのもあるのですが、今でもキー数足りなくない!?と思っております。46キーでなんとかなったんだから36キーでもなんとかなるような気はするのですが、特殊キーもほとんどが同時押しでの発動になるのがキツいです。

こちらも同様に高級インテリア化しています。

自作キーボードはもれなく有線か、Bluetooth接続になるので、「ゲームしたいけど無線でレシーバくらい安定しないと困る」という人には厳しい選択になります。というより変則的な物理配列のものはタイピングに最適化されていることがほとんどで、ゲーム向きとは言い難いところがあります。そんなわけで、私のキーボード選びは一旦既製品へ戻ることになります。


Corsair K70 pro mini wireless

雰囲気はZ-88とかなり近い

 かつて無いほど消去法で選んだやつです。
有線レシーバで接続する系無線接続の両方に対応しており、日本語配列ホットスワップ対応でキースイッチを自由に交換できるというシビアすぎる条件達。これらを全てクリアしたのがこれだけでした。そもそも発売から半年程度(執筆当時)らしく、最近までこれら全てを満たせるキーボードって無かったみたいなのですよね…あまりにニッチな要求でしたがCorsairさんが応えてくれました。ありがとうございます。

主な特徴は、

  • USB有線 コネクタ式 / レシーバ無線接続 / Bluetooth接続 マルチペアリング

  • 60% JIS配列

  • ホットスワップ対応

  • 内臓バッテリー式

  • RGBに光る

です。

筐体表面は金属仕立てで高級感がありますが、G913のそれには負けますね。

キーキャップは艶消しスプレーを吹きかけたような仕上げのもので、手汗が目立たないのでとても好み。劣化までどれくらいかかるのか見ものです。スペースキーのサイズは4.25Uという特殊仕様で、同じくCorsairから出ているキーキャップセットくらいしか交換品の選択肢がないのが辛いところです。選択肢が自作しかないよりはよっぽどマシですが。

キースイッチはCherry MX SpeedSilverでアクチュエーションポイントが浅めなのがウリですが、実感はできていません。このキーボードを使っていて初めて気づいたのですが、Cherry MXスイッチってバネ音がかなりうるさいですね。Lubeやバネ交換をするなどしないと静音化は難しそうです。
しかし、すべてのキーがホットスワップソケットなので好きに交換できるので、あまり問題にはならないでしょう(トータルでは高くつくというデメリットはあります)。

これも3ピン、残念…
キースイッチのピンを折れば問題なく挿さります

 60%配列なことには納得がいっていませんが、使えないことはないです。MD600での経験が活きています。でも、やっぱり独立のカーソルキーが欲しくなります。横にテンキーを置いてもいいのですが、こいつのアイデンティティが、うーむ…
Fn同時押しショートカットがキーキャップ前面に書いてあり概ねわかりやすいですが、アイコンをみただけでは機能がよくわからないキーもあります。マニュアルをちゃんと読まないとダメですね。
 ライトをちゃんとカスタマイズしたいならユーティリティを入れないとダメそうです。バッテリー持ちのこともあるのでしばらくは消灯で使う予定ですが。
キーボードのくせにマウス操作もデフォルトで割り当てられているという変態なやつですが、この機能を使っている人は果たして存在するのか…

カーソル速度を変えられるので使える機能っぽい雰囲気は出ています
トラックポイントとどちらが使いやすいのでしょうか

バッテリー持ちはやはりLogicoolには劣ります。現時点で1回充電していますが、あまり良くはなさそう。

現在の暫定メイン機です。金属音は鳴ります。


まとめてみて

 振り返ってみると、物選びの理由はある程度定まっているものの、買った後の使用イメージができていないことが多いような気がします。

私みたいな人にはG913のような万能型を金を積んで買うのが良いのだろうなと思いました。そのためのフラグシップ機でもあると思うので…

興味はあるもののまだ手を出していないものとして、静電容量無接点式や光学式キースイッチを採用したものや、ISO配列があります。どちらもそのうち試してみたいですね。ISO配列は言語切り替えの問題で結局使わなくなる気がしますが。HHKBはおそらくカーソルキーがあるType-Sしか受け付けないと思っているのですが、HHKBのアイデンティティとしては微妙ですよね。Realforceは小さくても80%までしかないようなので省スペース性では勝っていますが…いずれにせよお高いので買うとしても当分先になるでしょう。

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