街が持つオリジナリティの重要性
谷津labブログ4月号
「街が持つオリジナリティの重要性」
こんにちは! 谷津labを運営している長島です!
皆様、4月はいかがお過ごしでしょうか?
谷津labにとって4月はまさに「谷津labポスター」の月だったように感じます。HP上で運営している谷津lab掲示板で、谷津に住む皆様から頂く写真たちをここだけで終わらすのはもったいない、という想いから作った「谷津labポスター2022spring」。現在5カ所で掲載されています(場所の詳細はInstagramをご覧ください!)。また幸いなことに、谷津labポスターに関する取材依頼も頂くことができ、谷津labとして一つ成長を感じる月でもありました。
そして谷津labブログ4月号として、今回「街が持つオリジナリティの重要性」というテーマで少しお話させていただければと存じます。
街が持つオリジナリティの重要性。この言葉は、谷津labのHPをご覧になってくださっている方は見覚えがある言葉かもしれません。
「各街が持つ”個性“、”オリジナリティ“を充分に表すことのできるまちづくりの重要さを発信したい。」という一文を切り取った文になります!
突然ですが、なぜ“大型ショッピングモール”や“チェーン店”が私たち日本人の生活に馴染んでいると思いますか?
それは日本の資本主義システムという体制が産んだ副産物であると私は考えております。
資本主義システムの下では、「お金」に非常に高い価値が置かれ、その結果「より安いものを」という意識が芽生えます。それに加え、「周りの皆がここで買っているから」という意識も国民性にマッチし、ショッピングモールやチェーン店がポピュラーなものとして広がっていったのではないか、と私は思います。(※あくまで個人的意見です。)
その結果、日本のどこへ行っても同じ建物・風景が広がっていきます。言い換えると
“街並みの均一化”。
各地で今も問題視されている“シャッター商店街”。これはまさに街並みの均一化によって引き起こされた一例だと思います。極端ですが、こういった現象がもし日本の全ての街で起こってしまったらどうなるでしょう?
日本中どこへ行っても同じ店・同じ風景。
ちょっと不自然ですよね(笑)
何より面白くないです!
私は様々な地域に旅行に行くのが大好きです!
理由は、自分の今まで見たことのない景色・会ったことのない人々と触れ合うことが私を幸せにしてくれるからです。それを求めて定期的に旅行に出ています。
そこで毎回感じるのは“個性”っていいなと。
そこでしか食べられないもの・見られない風景・会えない人。
そういった場所には「愛」が存在します。
「千葉から来たんです」というと、ある人は「よく遠くから来たねえ~」といいながら、写真を記念に撮ってくれたり、ある人は「ここに来たんならあそこの飲食店いったほうがいいよ」と貴重な情報を教えてくれたり、そういった人との繋がりは旅を何倍も面白くしてくれます。
個性から愛が生まれ、人々は「またいこう」となるのではないでしょうか?
どこの街にも必ず個性というのは存在します。
10年後、100年後、そういった部分をないがしろにし、便利さ・安さを求めた大型ショッピングモールやチェーン店が日本中で建設され、街並みの均一化が起こってしまわないで欲しい、私はそう切に願います。
「便利さだけじゃない。安さだけじゃない。」
この前、個人のInstagram上で若者向けに”谷津のおすすめの飲食店を教えてください”というテーマで、ストーリー機能を用いて谷津の情報収集をしました。その中の回答の一つに“某有名パン屋・某有名回転寿司店”を挙げる回答がありました。
「それどこでも食べれるじゃん。」
これは、そこで働く人に個性を見出してのご回答かもしれません。また、私自身カフェチェーン店でアルバイトをしているので、チェーン店の良さというのは重々承知しています。
ただ、選択肢をそういった誰もが知っている場所だけに絞らないで欲しい。
現状こういった若者が大半で、地元でお気に入りのお店を教えてほしいと聞いても、
「まず地元にしかないお店を知らない」
「興味がない」
そういった回答がほとんどだと思います。これは身にしみて感じています。
私の使命は、こういった若者や谷津に住む皆様に、新たな選択肢を提供する事だと思います。
ある人が「カフェに作業をしに行こう」と考えた時、
「いつもの某カフェチェーン店に行くか」に、「今日は地元のあそこのカフェに行くか」
という選択肢も入れてほしいのです。
どちらにも良さがあります。
ただ、10:0ではなく、7:3、せめて9:1の割合でもいいので、自分の住んでいる街にしかない場所・風景に興味を持っていただけると幸いです。
そんな想いを抱きながら今後も活動していきたいと思います。
ここまでご覧になってくださった方々、本当にありがとうございました。
若者のひとりごとと捉えてくださると嬉しいです。(笑)
5月号もお楽しみに!!
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