憎まれっ子世に憚る

 そこは、真っ暗な世界だった。

 暗闇の中を手探りで歩く。
 突然手に、柔らかい感触が触れる。

 その瞬間、上からの光がアスハの周囲を照らした。
 
「ようこそ痴漢さん神前の間へ。」

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812字
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