HSP気質の人間の才能の使い方

 まぁ興味のある人間だけここから先を読んで欲しいのですけど、私は色々なHSP気質の人間を今まで見てきました。その中で共通している事が、やはり他人の感情への憑依力が高い事です。

 感情と言う不確かな物に敏感なんですよね。これは幼少期の家庭環境が大きく影響しているとは思います。推察ですが、HSPの度合いが高い人は、恐らく幼少期の家庭環境が結構悪かったんじゃないでしょうか? 結果的に他人の顔色を伺う様になり、感情の機微に敏感になり、今苦しんでいると思います。

 ただ非常に皮肉な事ですけど、他人の感情への理解が高いと言う事は、他人が何を考えているのか察する事が出来ると言う事です。察する能力が高いと、その他人が望んでいる物を与えられる確率が高くなります。

 対象とする顧客を想定しやすいと言うのは、応用が効く範囲が広いんじゃないかと思います。例えば物を売る仕事とかですね。これは現実や対面で無くても、例えばネット上で想定した人間が、どんな状況でどんな物を欲しいのかなど。

 あとは典型的な例だと文章を書く事や、何かしら音楽を作る事、創作全般ですね。もちろん才能云々と言い出したら何も始まりませんが、確かにDNAによる才能因子はあると思います。ただ、社会に居場所が無い人は、試しに興味を持った創作を始めてみてもいいのではないでしょうか。

 創作の分野はすぐに収益化なんて難しいですし、選んでもらうのも差別化などをしないといけないので大変ですが、HSPの度合いが高い人は誰かの監視下に置かれての奴隷労働に、人一倍強いストレスを感じてしまうと想像するところですので、社会に出る前の人、社会に出た後の人はどこかで雇用される以外の生き方に転換しないと、相当苦しむと思います。HSPの度数が強い人間は、高確率で雇用されての奴隷労働に向いていません。

 なので少額でもいいから創作の類で稼げると、人生がまた違ってくるんじゃないでしょうか。こうした事はとても難しいことなので、一朝一夕には成し遂げられないことなのですが、あなたがそのままだと苦しいだけなら、どこかで何かを変えないと、あなたが死ぬまでそのままが続きます。そして気付いて生き方を転換するなら、早い方が当然傷は浅く済みます。苦しい自分を救えるのは自分だけなのです。

 今苦しい人に対して、とてもじゃないですが役に立つ内容じゃないと思います。ですが何かしらの指針になれば幸いです。少なくともHSPの度数が高い人は、他者との競争に向いていないのは確かです。