見出し画像

独学に向いてる人と、誰かに習うのに向いてる人がいる

私は前者である…。

結構、「独学は難しい」的な話だったりそういったテーマでお話されている方の意見を耳にしたり目にしたりすることが多く、

「やっぱり独学は厳しいのかな」

と、昔はなんとなく自信をなくしていたりしたものだった。

特に、私は音楽をやっているのだけれど、音楽なんてそれこそ専門的な知識が必要になるジャンルであるがゆえに、ある種の閉鎖的な雰囲気の漂う独特な「必ずメンター(師)が必要だ」的思想が見知らぬうちに萌芽しがちである。

が、いざ自分なりに時間をかけて独学(ってあまり言いたくはないんだけど)をしてみると、案外それなりに理解が深まってそれなりのレベルでそれなりのものを作ったり演奏したりできるようになった。

ゆえに、私は特段音楽に限らずほぼ全ての物事に対して「誰かに習う必要はない」と思うし、かといって「誰かに習うのは無駄」だとも思わない。

これはおそらくなのだが、「独学に向いてる人」と「誰かに習うのに向いてる人」がいるんだという問題であり、どちらが優位でどちらが劣位かという話でももちろんない。

自分に向いてるやり方を選べばいいのである。

なぜ、私は誰かに習うのが苦手なのか(これ興味あるのか心配です★)

私は正直言うと、独学に向いてるのかどうかはさておき、「誰かに習う」というのがあまり得意ではないことを自負している。

学生時代からそうなのだけれど、座学は全然良いとして、授業で先生に指されたところをみんなの前で答えなければいけなかったり、国語の授業ではみんなの前で音読をしなければいけなかったり。

みんなと一緒に学んで、みんながいる前で自分の成果物などを披露するところにかなりストレスを感じていたのである。

さらには、例えば私がピアノ教室に火曜・金曜の週2回ぐらいで行くようになったとしよう。

この際、火曜が迫ってくるにつれて「明日は6時からピアノのレッスンか…」と、ちょっと憂鬱な気持ちになる。
金曜が迫ってくるにつれて、同じく「明日はレッスンか…」と憂鬱な気持ちになる。

「何かを学ぶ」というのは楽しいことなのだが、それが強制力を持って自分のスケジュールに組み込まれてしまうと、私は途端に極度のストレスを感じてしまうのであった。

あとまぁ、普通に先生とコミュニケーションを取りつつ学んでいくというスタイルが苦手なのもあり、やっぱり独りで黙々とやっていく方が個人的には合ってるなと感じる次第である。

誰かに習わなければ習得が難しい分野ももちろんある

私が今やってる「作曲」だったり「ギター」だったりは、ある意味で独学でも全然OKなジャンルだと言える。

しかし、誰かに習わなければ習得が難しい分野もあるよなとは存ずる。

例えば「ヴァイオリン」やそれに準ずる弦楽器は独学の難易度的にレベルが高いと思うし、オーケストラのコンダクターなどもこれに値するだろう。

音楽以外で言えば、外国語の習得それ自体は独学でもできるとして、発音発声などのコミュニケーションに起因する諸々は独学では厳しいところがある。

このように、自身の属性的に独学に向いてようがなかろうが、どうしても誰かに習わなければいけない分野もあるのだと思う次第だ。

無理して習いにいく必要は無い

まとめると、まぁ…「習いにいくのは苦手だ」と思っているのに無理して習いにいかなくても良いのでは…と。

もちろん、上達のペースは習いにいった方が早いだろうし、効率の観点から見てもおそらく習いにいく方が良いだろうと思う。多分独学だと遠回りが多そうな気がする。っていうか絶対に多い。あからさまに効率的ではないだろう。

とはいいつつ、「急がば回れ」なんて言葉もあるし、遠回りすることで効率的に学習しただけでは発見できなかった「何か」を自分の知見として得ることもできるだろう。

それも独学の醍醐味である。

自分にあった方法で学んでいけばいいだけなので、とりあえずまぁ自分とよく相談して今後の人生を歩んでいきたい次第だ。

おーわりっ!

いいなと思ったら応援しよう!