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自己評価が低い人ほど本当は「出来る人である」理由

あなたは会社の面談などで「自己評価が低い!もっと自信を持たないないとダメだよ…」と言われる事はありませんか?

もしくは、仕事で周りがバリバリやっていたり、同期が頑張っている姿や結果を出している姿を見るとこう思いませんか?

はあー 私ってダメだ…

同僚に「自分に厳しくない?」と言われて「いやいや、本当に出来てないから」と答えたものの…

同僚のリアクションが甘いと「あー 本当にそう思っているんだ」と益々落ち込んだりして

今の世の中本当にこのような悩みの人が多いんです。

ダメです! 自分に厳しすぎです!

実は能力が低いほど自己評価が高い方が圧倒的に多いです。

これは心理学でも証明されているのです(ダンニング・クルーガー効果)

いやいや、そんな慰めいらない!というあなた、その謙虚すぎる心と自分の自信のなさが邪魔をしています。

今回はなぜ自己評価が低い人の方が出来る人が多いのか?を考えていきましょう。

◆自己評価が低くなってしまう要因

自己評価が低くなってしまう要因とはいったい何でしょうか?

昔から比較され続けて育ってきた。

人というものは、何かと昔から人と比べられて育ちます。

幼いころから比べられる身近な存在、それは兄弟であり周りの同級生であり自分の両親や親戚などです。

「おねえちゃんはちゃんと出来るのになぜあなたはできないの!」や「お母さんは〇〇出来たのに、あなたは似ないわねえ」

こんな風に言われ続けて育ってきたら自分に自信が無くなるのは当たり前です。

家庭環境に問題ありです。

周りを気にしすぎてすべて自分で責任を背負ってしまう。

「ここでこの発言をしても場違いじゃないかな…?」と会議で口を開くことが出来ず

「今日のあの一言で同僚を怒っちゃったんじゃないかな…?」とベットに入ってから眠れない

そんな生活していませんか? 疲れませんか?

あー なんか世間って疲れるな…と人一倍消耗していませんか?

自分の自信のなさ、前述の育ってきた環境なども根底にありますが、周りを気にしすぎで疲れ切ってしまいます。

もし「仕事が出来ます!」なんて自分で言おうものなら何を言われるかわからない…

周りを気にするあまりに自分で言いたいことが言えないパターンです。

そして自分が悪いとすべて自分が責任を背負ってしまいがちになります。

◆自分がいる環境が合わない

これは本当に向いてない苦手な仕事についてしまった場合です。

例えば、自分では営業職という仕事が向いており営業でやりがいを持ってたのにある日突然経理に異動し数字が苦手なのにイヤイヤやっている

もしくは母親がこの仕事についておけば将来安泰よ!と親の期待を背負って一生懸命勉強して医師の道へ…

でも、血を見ると怖くて貧血を起こしてしまう… まあこれらは極端な例ですが完全に環境には合っていませんね。

これは自己評価が下がるのも無理ありません。だって苦手だもの。

◆自分で仕事ができないふりをしている

出来ないふり? これは質が悪いとお思いかもしれませんが、これも自己評価が低い人にありがちです。

あれ?私もしかして周りより仕事ができる?と性格とは裏腹に出来てしまっている場合に起こります。

であれば堂々とアピールすればいい様にも思えるのですがこう考えます。

そんなはずはない、仕事を頑張って逆に目立ったら何を言われるかわからない…

これはある意味自分を守る手段です、なぜなら自己評価の高い人は仕事が出来ない場合が多く、出来るふりをすると逆に仕事を押し込まれることになります。断りたくても性格的になかなか断りづらくドツボにはまるパターンが多いのです。

◆能力が低い人ほど自己評価が高い理由

さて、一方自己評価が高い人はどうなのでしょう。

自己評価が低い人から見ればある意味とても羨ましい存在でしょう。

最初に言いますが、能力が低い人ほど自分の評価を高くします。

もちろん本当に仕事が出来る人もいますが、そのような人はそもそも自己評価の高さをアピールする事はしません。

前述の様に自己評価を隠しているか、過剰なアピールもしません。

ただ、自己評価の高い人は仕事が出来ないだけではなく、どちらかというと厄介な人の方が多いのです

自己評価が高い=自信がある=仕事ができる とは単純に結びつかない場合が多いということです。

この根拠を見ていきますが、要は自己評価が低い皆さんと逆の現象が起こっているわけです。

◆昔から自分が悪いと決して思っていない

自己評価が高い人も昔から何かと人に比べられてきたはずですが自分事とは思わず流してきた人達です

何かというと人のせいにして「自分は悪くない」と聞かない人種です。

周りの環境も自分が悪くない!と主張しまくり、指摘する人の心も折りながらそのまま大人になった人です。

耳を貸さず人のせいにしていれば自己肯定感は低くなりません。

周りを気にせず、他力本願で他人のせいにする。

自己評価が高い人はそのように育ってきますので、基本的に周りの意見などを全く受けず、自分の思った通りに動きます。

他人の意見はほとんど聞きません。自分を否定する人の意見は基本的に聞き流しているのです。

そして何かあれば他人のせいにします。

すべて周りのせい、他人のせい、環境のせい、であれば自己評価が下がりようがありません。

自分が出来ないのは周りがちゃんとしていない! 上司が悪い、天気が悪い!終始この調子です

◆すぐに慢心し、上から見下ろしアピールしまくる

自己評価が高い人は、自信を持って仕事をするので、勢いで初動でそれなりの成果がでます。

それだけなら評価されますが、やっかいなのは少しでも成果が前進するとすぐに調子に乗り出して周りにアピールを始める事です。

そして中途半端な所で自分の達成度に満足しそして厄介な事に成果の出ていない人を見下し始めます。

本当に仕事が出来る人はすこしでも謙虚な姿勢があれば周りの協力に感謝をします。

そしてもし自分の力で100%仕事を成したとしても周りへの感謝を忘れません。

本当に出来る人は中途半端なアピールは逆に反感を買う事を計算し理解しています。

それが出来ない自己評価だけが高い人はそんな計算も無くアピールしまくりで周りからの静かな反感にも気づきません。

なぜなら、周りが見えていないからです。

自己評価が高い人周りが見えず反感を買っている事にすら気づきません。

そして無限に人のせいにし、一切反省しないのです。

そんな人間は組織の和を乱す人間として疎まれます。

会社員としては自己評価が高いばかりで人を見下すような人間はサラリーマン社会でははじかれます。

これは実は単なる推測ではありません。

ダンニング・クルーガー効果といって、ダメな人ほど評価が高いのは心理学でも証明されています。

◆自己評価は環境次第で変えられる

ではそんな自己評価の低い人たちが意識して帰るべきことは何なのか考えましょう。

自己評価がどうしても低くなってしまうあなたは、基本自己評価の高い人のハッタリに振り回されます。

そんな人達に振り回されては行けません、実はそんな彼ら自身も自分のボロが出ない様に必死なのです。

そんな人達を見て自信をなくしてはいけません。

◆あまり自分を卑下(ひげ)してはいけない

自己評価が高い人間は他人のせいにしてばかりです、であればあなたもそんなに自分を責めてはいけません。

自分的にはで謙遜なんだけどわかってくれないかなあと思っているのであれば、上司によっては逆に不利になる場合があります。

自己評価が高い上司や、忙しくて周りが見えていない上司は、あなたの「私ダメなんです~」的な発言はそのまま取られます。

上司が出来た人であるならば、あなたが何と言おうとちゃんとした評価を付けてくれますが、そうでない場合だとあなたが損をするだけですからあまり自分の卑下するのはやめましょう。(※卑下(ひげ)自分を自分で過剰に悪く言う事)

周りは思ったよりあなたの仕事ぶりを見ていません、特に愚痴や不満が多く出る部署は人の事を見ている余裕がない不活性な職場では過剰に落ち込まない様にしておきましょう。

◆人の能力のそんなに差はないと知っておく

人の素の能力というものは、本来そんなに差はありません。

様は見せ方と振舞い方と性格と適性です。

これは環境によっても発揮できるか出来ないかが変わるものなので、すべて発揮できる環境もあれば1個も発揮できない環境もあります。

今の仕事が出来ないと落ち込んでも、環境が変われば全く問題なく出来る様になることもあります。

特に自分に厳しいあなたの場合は、環境が合わないと過剰に自分のせいにしがちです。

とっとと環境を変えて自分の環境が合う所に行けばよいのです。

自分を責めすぎて体を壊すことほどあほらしい事はありません。

自己評価が低い=自分に厳しい=伸びしろが大きい

環境が自分に合う所であれば、自分に厳しい事はつまりまだまだ成長する伸びしろを残しているという事です

伸びしろですねっ!

絶対に自己評価が高い人より伸びていきます。

自己評価が高い人は自分が出来ていると思っているのですから学ぶことを怠りがちです。

自分をあまり落とす事なく、謙虚に学んでいきましょう。

◆仕事の出来る人の自己評価とは?

となると本当に仕事の出来る人の自己評価ってどうなんだ?という疑問が湧きます。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

これは古くから伝わることわざです。

意味は「稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだということ」

つまり、今回のお話はこの一言に集約されます。

人格者はそもそも自己評価そのものに興味がありません、人からどう思われようとおごらず高ぶらずそして自分の卑下もしません。

そんな人になりたいものですね。

自己評価の低い人がこれから心がける事
・今までの環境で自分を無くしてしまっているだけ
・自己評価の高いアピールマンはは評価されないのでご安心を
・評価の高い人のはったりにのまれてしまうとますますドツボに
・自分を過剰に卑下してしまうと無能な上司はそのまま信じてしまう
・人の能力に差は元々ない
・自分の環境が合わなくて発揮できず苦しむなら場所を変えれば変わる
・我慢が美徳の時代は終わった。
・自己評価が低い人ほど環境がビタッと決まるととんでもない力を発揮する
・本当に出来る人は、自己評価そのものに興味がない


周りを気にせず、卑下せずおごらず高ぶらず相手を責めず、自分の出来る事を粛々とやっていきましょう。

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