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別れの季節、表参道の新潟館が語る物語

表参道に佇む新潟館「ネスパス新潟」
をご存じですか?
その風情あるお店が、
閉店まであと4日と告げられました。

長らく新潟の美味を紡ぎ続けてきたこの館が、
老朽化のために幕を閉じるとのこと。
仕事で目の前を通った瞬間、
心に深い感慨が広がります。

訪れたのはちょうどお昼時、
かなりの人で店内は賑わっていました。
最後の日々を迎える新潟館に、
多くの人が惜しむ思いを胸に
足を運んでいたのでしょう。
一際目立つのは「バスセンター」のレトルトカレー。
山積みにならんだその姿は、
新潟の味がここで愛されてきた証。
また、美味しいお米の販売も目を引きます。
ここでしか手に入らない食品も数多く、
その多様性が訪れる者を楽しませてくれました。

ランチタイムには、美味しいお蕎麦
夕方には新潟の日本酒が愉しめ、
贈り物にもぴったりな品々がラインナップされていました。
ネスパス新潟はまさに、
新潟の魅力が一堂に凝縮されたアンテナショップ。

閉店の日が迫るなか、
店内はラストイベントも。
糸魚川 冬フェスタということで、
えび汁、黒い焼きそばなどが
その場で販売されています。

お店では、食品を次々とかごに入れ
レジで店員さんに声をかけるお客様の姿も。
その寂しさが共感を呼びます。

閉店後も新たな場所で営業するとのことですが
表参道のこの場所が持っていた特別な雰囲気は、
あと数日で終わりを告げることとなります。

新潟館「ネスパス新潟」
これまで数々の食の宝庫を提供し、
多くの人々に愛されてきました。
閉店を迎えるにあたり、
感謝の気持ちを込めて訪れる人々が、
その足跡をたどりながら
心にしまう思い出を紡いでいくことでしょう。
表参道の小さなオアシスが、
新たな場所で輝きを放つことを願って。



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