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【アート】日常と非日常の地続きをファッションに見る ー アンリアレイジ20周年記念展覧会から

7月初旬に、青山Spiral Hallで行われていた
「アンリアレイジ20周年記念展覧会
ANREARAGE 20TH EXHIBITION ”A=Z"」
についてnoteに書こうと思いながら、時はどんどん過ぎていき。。。。

そんな中で、note仲間の池さんがNFTアートについて書かれていました。
日本初のNFT美術館「NFT鳴門美術館」が記事の中でご紹介されていて
サイトを拝見したところ、
なんと先日見た「アンリアレイジ」も展示されているではないですか。

これは、私に早くnoteにまとめよという天からの声。
ということで、前置き長くなりましたが
アンリアレイジの展示会を紹介します。


1)ANREALAGEとは?

ANREARAGE、アンリアレイジとは
ファッションデザイナーの森永邦彦さんが
2003年に設立した日本のアパレルブランド。
ブランド名は
「A REAL(日常)」
「UN REAL(非日常)」
「AGE(時代)」
をミックスした造語

ここに込めた意味とコンセプトが見事に作品に投影されています。

アンリアレイジは「神は細部に宿る」という信念の中、
移りゆく時代の中で、日常見過ごされてしまうようなことに
目を向けた服を展開されています。
古着や生地の端を使ったパッチワークでできた服や
ボタンなど細部にこだわった作品は見ているだけでもなんだか楽しい。

ということで、写真と動画でその世界をお伝え致します。

2)壁一面に作品とメッセージ、そしてそれを繋ぐパッチワーク

WALL OF THE COLLECTION
LOOKS OF 20 YEARS, 2003-2023
壁一面にこれまでのコレクションが!迫力ある!

そして反対側の壁は「WALL OF THE WORDS OF A=Z」

メッセージ性が強いです

壁と壁の間に、
パッチワークへの原点回帰コレクションが展示されています。

パッチワークへは生地の端などがリサイクルされています

パッチワークへの原点回帰コレクション。
無数の継ぎ目が露出された裏返しのルックは、
ハンドクラフトに紡がれた時間をも可視化する。
アンリアレイジのDNAの基盤となっているのは、
大局の世界を探求することで、
離れた二つの世界をつなぐこと。

ANREALAGE 20TH EXHIBITION "A=Z"チラシより

3)デジタルコレクションはPerfumeのステージのよう

次のスペースは、
コレクションをデジタルで展開するデジタルコレクションスペース。

暗いスペースに入ると、デジタルでのコレクション
ライゾマティクスの得意技

あまり上手には撮影できていないかもですが、動画でもどうぞ!

少しPerfumeのライブのようでした。
この展覧会、ライゾマティクスさん絡んでいます。
見ているだけでも、楽しくて。
デジタルとリアルな衣装と、そして音、光。
ずっと見ていられるスペースでした。

4)未来のファッション

最後の展示は、A/W 2023-24 COLLECTION ”=”
衣装をまとったマネキンがゆっくりとまわるのですが
その衣装が白いんです。

そこへ「紫外線」をあてる機械が存在し、
紫外線をあてると、カラフルな洋服に変身します。

人間の目が捉えられないものを演出していました。
未来の服ってこうなるかも!と感動。
これもビデオで撮影したので、どうぞ。

紫外線で模様が浮き上がるバッグと紫外線ライト
Tシャツやイアリング、アクセサリーももちろん紫外線で模様がかわります


Youtubeでこの展示会を見事に表現されていた方がいらっしゃったので
それもリンクを貼っておきますね。

アンリアレイジの展示会。
日常と非日常が演出されていて刺激的でした。

アンリアレイジのDNA基盤は、
対極の世界を探求することで、離れた二つの世界をつなぐこと。
これって、今断然されつつある世界や
AIと人間、リアルとバーチャル
いろいろなメッセージを含んだ展示会だったと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
いつか「NFT鳴門美術館」を訪れ
アンリアレイジの作品を見てみたいと思います。

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