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『Hanaemi』2024秋を発行

 矢田石材店の季刊誌『Hanaemi』の2024秋号を発行しました。巻頭の連載企画『ココロ、やどる。』は、テレビやラジオで活躍し、この地域で知らない人はいないであろう人気パーソナリティーの矢野きよ実さんです。書家としても知られる矢野さんの作品『無敵』の不思議なお話をうかがいました。寺院関係者のインタビューは、愛知県岡崎市の矢作地区にある真宗大谷派の正法寺です。

『無敵』の書がひとり歩き

 矢野さんの『無敵』は、まさに心が宿るというストーリーです。
 ジャーナリストの鳥越俊太郎さんや、亡くなったロックミュージシャンの忌野清志郎さんらが、病気と闘っているときに、矢野さんの書いた『無敵』をかたどったピンバッジをしていたことは、知る人ぞ知るお話です。
 そんなパワーを持つ作品がどのように生まれたのか、改めてお話をうかがいました。

矢野きよ実さん

 書の作品を生み出すときの矢野さんは、ご家族が「見たくない」というほど、鬼気迫る姿だそうです。ものすごいエネルギーと集中力なんでしょう。テレビやラジオでの軽快で元気いっぱいな名古屋弁トークからは、なかなかイメージできません。そうでないと、鑑賞した人に影響力を与えられるような芸術作品は生まれないのでしょうね。

 でも、そんな〝影響力〟みたいなことは、これっぽっちも考えていないそうです。自分の心をそのまま書に投影するだけ。書く文字もあらかじめ決めずに、〝降りてくる〟文字や文章を書くそうです。鑑賞する人が作品からなにを感じるのかは自由。そんな懐の深さがあったから、あの『無敵』はひとり歩きしたんだろうなあと、感じました。

『無敵』のピンバッジ

幸せ伝わるスリーショット

 正法寺のインタビューのイチ押しはスリーショットの写真です。ご住職と、お寺を手伝う息子さんお二人に、本堂内で並んでもらって撮影したものですが、仲の良さが伝わってきます。お坊さんだとかの前に、家族の幸せそうな笑顔にほっこりします。
 そんな正法寺も、最近のお寺が抱える課題と無縁ではありません。跡継ぎは大丈夫ですが、お墓じまいや寺離れなどをどう考えるか、語っていただきました。

正法寺の本堂の前で。季刊誌とは別のスリーショット

金色に輝く荻の穂

 表紙は「荻(オギ)の穂」。どこにでも見られる風景ですが、こうして改めて写真になると、金色に光り輝いて見えます。

 『Hanaemi』は無料です。矢田石材店の各店舗や事業所、「はなえみ墓園」のある寺院、「お寺でおみおくり」の賛同寺院などで手に入れることができます。ご入用の方は矢田石材店(フリーダイヤル0120-336-772)へお問い合わせください。バックナンバーもありますよ。

「矢田石材店なう」では、近況や情報などを随時お伝えしていきます。

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