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刀新参者、刀を買う(オクのパターン)1

元々刀は好きでした(幼女)

私の刀好きは幼稚園児まで遡ります。
美術館に親に連れて行かれて、刀がおいてあるコーナーをウロウロしているのが初めである。
が、「きれー!すげー!」で終わっているのである。
でも、これが大人になっても「きれー!すげー!」が残ったまま、無双とか刀キャラとか好きになったりしながら、刀剣乱舞に出会うのである。

切れ味に煩い家でした

母親が「良いものを買って長く使う」タイプなので、MADE IN JAPANが好きな人で、家には切れ味の良いハサミだとか、包丁だとかが置いてあったので、包丁とかを使っていて切れ味悪くなっていても使い続ける人に「簡易でも研げば切れ味良くなるのに!?」と世の中色んな人が居るな!?となっていました。
余談ですが、友人に「切れ味こだわり過ぎて刀持たないほうが良いかもね」と笑って言われて、そのときは私も笑って同意してました。
なお、1ヶ月後にこれはフラグだったと分かります。

デアゴに「三原派」なるものが記載されて知る

ディアゴスティーニさんの「日本刀」シリーズを全巻(母親のブーストを借りて)揃えたのですが、バインダーにまとめて収めているとき、見たことある景色が!?私の当時住んでいた場所は実家の尾道で、尾道水道(※海)の写真が載っているページを見つけて「はぁ!?」と止まって記載を見ました。
私は、地元に歴史的刀工はいないと思っていたのですが、
\イルヨ!/
とタイミング良く出てきて、「刀は見るもの」だった私に「地元刀工の刀ほしい!」と思わせました。
友人が刀を買っていたので、敷居も個人的に低くなっており、アドバイスやなんやらを教わりながら、刀剣の世界に無知ながらいきなり参加することになったのです…

お金は無い!!!!!

刀剣の世界にいきなり参戦するにしても、最初はお店の刀をネットで見ていました。
最初はお店の刀を買おうとしていて、値段に遠い目になったりしていました。
私は散財するタイプのオタク…貯金は無し、お金も無し、の(ヾノ・∀・`)ナイナイ人間でしたので「いつか買ってやるからな…!」と負け犬の遠吠え状態になってました。
が、ここに来て三原の情報がログインです。
買ってやるぅ!ってなってた刀を置いといて、三原の刀が欲しいぃぃぃぃ!!とジタバタし始めました。
すると、友人がオークションの存在を教えてくれたのです。
丁度、ふなっしーが刀をヤフオクで買ったぜ!という情報も手に入れたのもこの辺りで…

ついでに、真贋関係なく斬れればいーじゃん???と刀剣乱舞(以下とうらぶ)の虎徹(※蜂須賀虎徹と長曽祢虎徹の関係で作中表現されます)の時に素で思っていた奴なので、オークションの注意事項は半分以上クリアしてました。
(※これからオークションでの購入の検討する方は、ざっくりいうと半分以上偽物って本物証明がない限りは思って疑ったほうが良いです)

お金ないけどすぐに欲しいという、物欲の権化みたいな事を言っていたので、オークションですぐに2桁万円行く刀を見送っていました…

衝撃の出会い:1000円

とあるオークションサイトで、1000円スタートの刀が出品されていました。
室町時代の作刀で、拵付。ただし刀には傷がある。そんな刀でした。
が、しかし、私は創作で刀に傷があってそれが羽のように見えた。などという刀を登場させていましたので、鍔が鴉が居たように見えたことから「鴉羽じゃん!!(作中の刀)」とポチぃ!!!としました。

そのまま、落札しました(  Д ) ゚ ゚

か、刀1000円で落としてええんか…?(震え声)
いや、たしかにかなり傷ありだったりなんやり、してたけども!
友人曰く「他の刀を買い取った時の抱合せなんじゃない?」と言われ、元古本屋店員「あるあるだわ…」となってました。
なお、こちらの刀、送料の方が高かったです(笑い話)

初めて持ってみて分かった、あの名台詞

ルパン三世の石川五右衛門が「つまらぬものを斬ってしまった…」と言ってますが、自分の刀を持ってみて「確かに自分の愛刀にどうでもいい奴斬りたくないわ!痛むのに!」とか思って、彼のセリフ「はー嫌なもん斬ったわ」っていう解釈になるな。と妙な納得をしてました。

倉敷美術館さんの鑑定

実は同時期に「三原」銘の刀もヤフオクで落札してました(こちらはちゃんと万円いってる)
その頃、友人がめんどくさいタイプの刀愛好家の方とちみっとドンパチして…その流れで「倉敷美術館さんが鑑定している」という情報をゲットしており、私はその情報に飛びつきました。

真贋はどうでもいいけど来歴は知りたい!特に鴉羽ぇ!!

※なお、私は刀を落札したときの状況で名前を付けるという癖が発覚しました(鴉羽以外)ので、今後ちょこちょこ名前が出るかもしれません。

思い立ったが吉日を全力で行い、倉敷美術館さんの刀鑑定に申し込みをしました(こちら
私がお金貯められない理由ですね!!こういった関係の決め方したものは悔いはほぼなく今日まで生きてます。

20日ほどして帰ってきた鴉羽と白甘(三原銘が刻まれた刀)の鑑定結果、当時の驚きとともに記載します。


まさかの高田系。まさかの加州清光一門。

なお、相互になってくれたTwitterでの先輩方を全力でざわつかせました。
特に白甘はハバキが加州ハバキだったので、「当時の加州ハバキなんじゃねぇの!?」疑惑が出てました。
来歴好きな私はテンション高くなりながら、今でもニヤニヤ鑑定書を眺めてます。

濃州堂さんとの出会い

実は模造刀を本物買う前に買っていて、その中の一つ、唯一中古で買った模造刀の鞘が気になるところがあって、濃州堂さんに「初心者で申し訳ありませんが…」と問い合わせをしてました。
そして、うちの鴉羽ってすごく…傷んでたんでたんですよね。



濃州堂さんに「真剣の取り扱いをしてますか?」と聞いてみたら「してますよ」との返答。
当時、HP見て分かりにくかったので「損してますよ!!!」と大きな声を上げちゃいましたね!
ボーナスが入ったので鴉羽を送って、金額査定して貰いました。

濃州堂さん「ドリル跡がありますね」
私「ドリル!?」

話題に事欠かない刀である…(好き)

それはさておき、査定結果、落札金額の10数倍の修繕費がかかることが決定しました。
これでも、拵えで使えるところを使ってもらっているので、まだ安いほうです。
オークション考えてる方は、こういう現実もあると理解して参加してみてください。私みたいに宝探し状態の人(落札後自分の色に染める)はドンドコ参加…したら私の競り競争相手になるのか…!(悩ましい)まあ、楽しい刀剣ライフを!

初期刀:鴉羽

というわけで、この鴉羽が8月下旬で戻ってくる予定です。
初心者が手に入れた、1000円の刀の最終結果を見てやってね!と言う意味で、タイトルには「1」って書いてあったりします。
初心者(未だに刀は「きれー!」と知識があまり入らないタイプ)が買った刀がどうなるか気になる人は、また見てくれよな!
もしくは、刀用のTwitterのフォローをよろしくお願いいたします(偶に「先輩教えてムーブを出します)


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