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函館SSの回顧 日曜函館7R3連複2400×5=12000円の払い戻しの成功!

先週はワンパンチ足らない感じでしたが、このレースは展開含めていい的中になったかと。3連単が11060円だったので3連複で正解だったかな。日曜函館はいい感じだったけど、取り損ねたレースが多かったので来週はきっちり取りたいかな。

日曜函館は良馬場での開催。ただ、土曜がやや重スタートで水分を含んだ馬場だったので開幕週とはいえ、東京や阪神の開幕週のような超がつくほどの高速馬場ではなかった。また、開幕週であっても先行有利ではなく、やや差し馬が有利の傾向だった。

函館SS

勝ちタイム 1分08秒2 (良)

11.7-10.5-10.8-11.5-11.7-12.0

前半600M 33秒0   後半600M 35秒2

走破タイムランク D

レース振り返り 大外枠のカルネアサーダが好スタートからハナに。ただ、テイエムトッキュウなどが並びかけていって先行集団が固まって進む。3~4コーナーでテイエムトッキュウが失速し、リバーラが先頭に立って直線へ。残り200Mで内から抜けてきたジュビリーヘッドが先頭に立ったが、外から伸びてきたキミワクイーンの脚が鋭く伸びてゴール前で交わして勝利。1馬身弱の差で2着が先に抜け出したジュビリーヘッド。3着は少し遅れて内から伸びてきた1番人気のトウシンマカオ。

レース短評 前半600Mが33秒0に対し、後半600Mが35秒2と明らかに前半が速い流れ。後半600Mはどんどんラップが落ちていく消耗戦の流れで先行馬には厳しい展開になり、差し馬が台頭したレース。内目をうまく立ち回ったジュビリーヘッドを外から豪快に差し切ったキミワクイーンの切れが光ったが、1200Mの重賞としてはやや凡戦。

また、今年は3歳牝馬が多く参戦したが最先着はブトンドールの5着。今年から斤量が増えて苦しくなったのは確かだが、勝負に絡めなかった辺りは地力の差が出た印象。今後も3歳牝馬勢はちょっと苦戦しそうかな。

勝ったキミワクイーン『外枠だったので立ち回りが難しいと思っていましたが、よく辛抱してくれました。ペースが流れてくれたので、開幕週の馬場でもラストを生かせましたね。素晴らしい内容で頑張ってくれました』と横山武騎手。道中はやや後方の外目を追走。3~4コーナーで外々を回って直線で差し切りました。これまで先行することが多かった同馬ですが、やや後ろ目の位置から差し切るのですから力がありますし、横山武騎手の判断力と対応力が光りました。さすがは近年函館リーディングを取っている騎手の腕を見せてくれました。展開も向いたのは確かですがいい勝ち方でした。脚質に幅も出たので今後もスプリント路線で安定して走ってくれそうです。

2着のジュビリーヘッド『いいスタートを切って道中の手応えも良かったです。4角もうまく立ち回れましたし、直線も加速したのですが、勝ち馬は強かったです』と西村騎手。4角で前を射程圏に入れて残り200Mで先頭に立つ理想的な立ち回りでしたが勝ち馬に交わされてしまいました。こればかりは相手を誉めるしかないかな。1番人気のトウシンマカオが3~4コーナーからずっと後ろにいたけど抜かせなかった辺りは立ち回りの巧さと地力の高さの証明です。今後も重賞で勝ち負けできると思うけど、勝ち切るにはもうワンパンチ必要になりそうかな。

3着のトウシンマカオ『この枠を生かしたかったので、迷わずにポジションを取りましたが、結果的にハイペースで勝った馬は後ろから伸びてきましたからね。前の馬には厳しくなってしまいました。下がってくる馬を避けて、4角ではスムーズにいったのですが、ラストは止まってしまいましたね。人気に応えられず申し訳ありません』と鮫島駿騎手。1番枠から5番手の内目を取って、3~4コーナーでは2着馬の後ろをついていきましたが直線で交わせませんでした。いつもよりも前目の位置を取った分伸び切れなかったかな。2着馬を交わせなかった辺りは脚質が向かなかった、いつもと違った脚質だったからでしょう。結果的にではあるけど、外枠で追い込みの競馬をしていれば勝ち負けだったように感じます。それでも58キロでいつもと違う競馬をして3着なのは地力の高さでしょう。追い込みが決まる状況ならまだ重賞を勝てると見ています。

4着のカイザーメランジェ『最初に行き脚がつかずガチャガチャしたのでそこで切り替えたところがもったいなかったです。ラスト1ハロンは勝ち馬と同じくらいで伸びてきましたし、8歳でもまだ馬は若いです。よく頑張ってくれました』と吉田隼人騎手。道中は後方の内を進み、直線入り口では最後方でしたが、内に切れ込んで鋭く伸びました。距離ロスの無い内目の進路をスムーズに回れたのと展開が向いたのでかなり恵まれましたが、洋芝適性の高さと切れを見せてくれました。今後も重賞で勝ち負けできるとは言い切れませんが一発の可能性は秘めた馬と言えそうです。

5着のブトンドール『もともと気合をつけながらというタイプですし、中団からになりましたが、外から一気に交わされてしまいました。バリバリのOPに混じっても頑張ってくれましたが、持ち時計がないですからね。速い流れを経験したことで次へと向けてステップアップしてくれれば』と池添騎手。レースの前半はかなり押して中団の位置に。そこから外を回って上がっていきましたが、さらに外を回した勝ち馬にあっさり交わされてしまいました。そのごはじりじりと伸びましたが、前が止まる展開だったのでというところもあるでしょうか。古馬との1200Mの重賞ではまだちょっと力の差があるように感じました。OPクラスか、1400Mでもう少し緩い流れの方が向きそうな気がします。今後も過大評価に注意というところでしょうか。

7着のヴァトレニ『ポジションはイメージ通りでしたが、そこを取るのに脚を使いましたからね。その分、伸び切れませんでした。でも、洋芝は合っています』と幸騎手。道中は外目の5番手を追走していましたが直線で伸びず。前半がHペース展開だったので結果的に裏目になってしまったかな。1200Mの重賞だとちょっと力も足りない気もするので洋芝のOPならかな。

8着のリバーラ『じりじりというイメージだったので動きましたが、少し早かったかもしれません。最後はブレーキをかけるような感じで伸び切れませんでした』とデムーロ騎手。先行集団から4角で先頭に立ちましたが直線で失速。前半のHペース展開でかなり苦しくなってしまいました。先行に立つまでに力も使っていたので余計にスタミナを消費してしまった印象です。もう少しスムーズにスタートを決めて先行できていればというところでしょうか。3歳牝馬の中で一番見せ場があったと言えるので今後ちょっと期待したいかな。

9着のムーンプローブ『返し馬で緩さを感じたので、じっくり行くつもりだったのですが、思った以上にスタートが速く、流れに乗る競馬をしました。ただ、それが却ってきつくなりましたね。ただ、1200Mのペースに慣れてくれば十分やれますよ』と北村友一騎手。道中は中団を進んでいましたが直線で伸びず。結果的には追い込みに回った方が良かったかもしれません。1200Mの差し馬として今後どのくらい走れるかはまだ判断がつかないけど、ジョッキーは手応えを感じているようなのでちょっと注目かな。

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