共存共栄に徹すること3
たとえば、需要者の要請にこたえてコスト・ダウンをしていくために、仕入先に対して値段の引下げを要求する。これは、どこでもよくあることである。しかし、その場合に、ただ値引きを要求するだけではいけない。値段を下げても、なおかつ先方の経営が成り立つ、いいかえれば、先方の適正利潤が確保されるような配慮が必要なのである。
仕入先に値下げを要請する時でも、それによって先方が損をしたのでは困るということは念を押す。それでもし先方ができないという場合には、その工場を見せてもらうなどして一緒に