PC作業が遅い人必見!無自覚な”時間の浪費”を避けるキーボードの使い方

PCのキーボード、あなたはどういう用途で使ってるでしょうか?

「どういう用途って、文章打つためでしょ...」

というツッコミは最もなんですが、
なにも文字を打つだけがキーボードの役割ではないんです。

もしキーボードを文章を打つ用途だけに使ってるとしたら
すごくもったいない使い方をしてる
と言わざるを得ません。

キーボードショートカットという
もう一つの重要な役割がキーボードにはあるからです。

作業スピードが遅い人はPCの操作にマウスばかり使っている

もしあなたが、普段のPCの操作はマウスだけで行い、
文字を打つときだけキーボードを使っているのだとしたら、
あなたはPCの操作スピードが遅いほうです。
これは断言できます。

というのも、PCの操作スピードが遅い人は
キーボードのショートカット機能を使ったほうが早くできる操作を、
わざわざマウスでやってしまっている
からです。

マウスとキーボードにはそれぞれ特性があって、
PCを操作する上では向き不向きが明確に分かれているんです。

ピンポイント操作が得意なマウス

マウスは、マウスカーソルを狙った位置に移動させることが得意です。
というよりも、そのために設計されているものですよね。

曲線を描いたり図形を変形させたりするのも、
マウスが得意とするところです。

ただ一方で、PCに直接指示を与えるのは苦手としています。
PCへの直接指示というのは、コピーしたり貼り付けしたり、
アプリを閉じたりといった操作のことです。
なにしろボタンが(基本的には)3つしか付いてないわけですから。

マウスについてるボタンでPCに直接指示を出せるのは、

 1. 左クリックでマウスカーソルの位置にあるものをクリックする
 2. 右クリックでメニューを表示する
 3. ホイールクリックで画面をスクロールする

という、たった3つの操作だけです。

マウスだけでPCを操作しようとすると、
カーソル移動+この3つのボタンの組み合わせで操作するしかありません。

多くのアプリはマウスだけでも操作できるように設計されています。
右クリックメニューにたくさんの機能が表示されたり、
画面上にボタンがいくつも並んでたりしますよね。

ただそれを操作しようとすると
一々、画面上に並んだボタンまでマウスカーソルを持っていって
クリックしないといけないわけです。

...正直、面倒だなって思いませんか?

また同じ操作を何度も繰り返すことも苦手です。
エクセルで何度も「元に戻す」機能を使いたいとき、
「元に戻す」アイコンを何度もクリックしてはいないでしょうか。

カチカチカチカチカチカチカチカチ......

何かの拍子にマウスカーソルがずれたりするし、
僕は指がつりそうになったことがありました。^^;

キーボードはPCへの直接指示が得意

一方、キーボードは逆で、PCに直接指示を与えることが得意です。
マウスの何十倍ものボタンが付いてますからね。

何度も同じ指示を与えることも、キーボードの得意とするところです。
エクセルで「元に戻す」を何度も使いたかったら、
Ctrlキーを押しながらZキー押しっぱなしで
マウス操作とは比較にならないスピードで戻ることができます。
指がつることもありません。笑

一方、マウスが得意としているような複雑な動きや選択操作は苦手です。
キーボードだけで円を描けと言われても無理な話でしょう。

このように、マウスとキーボードは
得意不得意が真逆という特性を持っています。
マウスでないとできないようなピンポイント操作以外は、
基本的にはキーボードで操作したほうが早いものです。

別にマウスばかり使う人を否定したいわけではないんですが、
PC操作にマウスしか使わない人は、キーボードをよく使う人と比べて
PCの操作スピードが遅いことは事実なんです。
キーボードを使えばショートカットできるところを、
あえて遠回りしてるわけですから。

この機会に、キーボードでPCを操作できる、ということを知りましょう。

キーボードショートカットの威力を今すぐ体験してみよう

例えば”ウィンドウを切り替える”という操作をしたいとします。
この記事を読んでいる最中で
エクセルに画面を切り替えたりする、あの操作です。

マウスだと画面の下のほうにあるタスクバーまで
マウスカーソルを持っていき、
エクセルのアイコンをクリックすることで切り替えられます。

もしくはエクセルの一部が画面上に見えているなら、
そこまでマウスカーソルを持っていってクリックでも
切り替えることができますよね。

一方、キーボードだとどうするかというと、
Altキーを押しながらTabキーを押すだけです。
ちょっとやってみてください。

Altキーを押しながらTabキーを1回押すと、
開いているアプリが画面中央にズラッと並んで、
一つ前に表示していたアプリが枠で囲まれるはずです。
そのままAltキーを離すことで、そのアプリに切り替わります。

いかがでしょうか。
マウス操作とどっちが早いでしょうか。

今はまだキーボードでの操作に慣れてないので遅いかもしれませんが、
この程度の操作は数回やれば慣れてしまいます。

で、慣れたら操作は一瞬です。

このマウス操作とキーボード操作の違い、
一回だけなら大した違いはないかもしれません。
せいぜい1、2秒。ほんの誤差みたいな違いです。

だけどこれが
何十回、何百回と積み重なると結構な所要時間の差になることは
容易に想像できるんじゃないでしょうか?

分かりやすいのでウィンドウ切り替えの方法を紹介しましたが、
キーボードショートカットは他にも便利なものがたくさんあります。

デスクワークで一日7~8時間もPCを操作するような人だと、
キーボードショートカットを使うか使わないかで
えげつない差が生まれてしまいます。

それまで一日丸々使って終わらせていた仕事が
キーボードショートカットを使えば半日で終わるようになる、
なんてこともありえます。

逆にいえば、キーボードショートカットを使わないがために
非効率なマウス操作で毎日数時間単位の時間を無自覚に浪費している
としたら、こんなにもったいないことはないと思いませんか。

よく使う操作くらいはここで憶えてしまおう

日常的によく使う操作をいくつか紹介します。
そんなに数はないので、見ながら試してみて憶えてしまいましょう。

 コピー  :Ctrl+C
 ペースト :Ctrl+V
 切り取り :Ctrl+X
 上書き保存:Ctrl+S
 元に戻す :Ctrl+Z
 ウィンドウ切り替え:Alt+Tab
 タブ切り替え
  ・右方向:Ctrl+Tab
  ・左方向:Ctrl+Shift+Tab

基本的にショートカットは
Ctrlキーを押しながら別のキーを押すことで実行できます。
理屈さえわかってしまえば、想像以上に便利なことが分かるはず。

特にこれらのよく使うショートカットはほぼすべて
左手だけで操作できるように設計されています
上の表と、実際のキーボード上のキー配置を見比べてみてください。

そしてこれらは、ほぼすべてのアプリで共通したショートカットです。
つまり一度憶えてしまえば、
これからずっと使っていけるワザというわけです。

ここで実践するかどうかで、これからの作業スピードにエグい差が出る

もしこの記事をPCで読んでいるなら、今すぐに試してみましょう。
これからのあなたの作業スピードが格段に早くなります。

流し見るだけでは何の意味もありません。
記憶に定着しないので、きっと1時間後にはもう
この記事を見たことも忘れてしまうでしょう。

知ってすぐに試したことは、記憶に定着しやすいものです。
便利さを知ればもっと実践してみたくなり、より定着しやすくなります。

最初はショートカットを憶えてられなくても大丈夫です。
意識して使っていれば数日で嫌でも身につきますから、
ぜひ実践してみてください。

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