見出し画像

期待と違った...を避ける。失敗しないPC選びの根本的解決策

PCを使ってこの記事を見てるそこのあなた、
こんなトラブルに遭遇した経験はありませんか?

 ・起動が超遅い。5分以上はかかる
 ・ちょっと何かすると、すぐ(応答なし)
 ・買ったときはサクサク動いてたのに一年もしないうちに遅くなってきた
 ・話題のゲームを入れてみたんだけど、カックカクでまともに遊べない

いやー、過去の自分を見ているようです。

こうなってしまうのは裏で色んなアプリが動いてるからだったり、
そもそもの性能が足りてなかったりするのが原因です。

僕も家電量販店でPCを買ってた頃はそんな感じでした。

最適なPC選びには知識が要る

子供の頃の話なので買ってたのは親でしたが、
買い物についていってお店に並んでるPCを見てると
どれも快適そうに動いてるんですよね。

きっと家に持って帰ってからも
ネットサーフィンにゲームに年賀状作りにと、
快適に動いて僕らの役に立ってくれるだろう。

そう思って、買ったばかりのPCを抱えて
満足げにお店を後にするわけです。

ところがセキュリティソフトを入れた途端に起動は遅くなり、
5分くらい放置してたウィンドウを触るとすぐ(応答なし)表示。

流行りのゲームを入れてみたら画面がコマ送りみたいな状態で
とても遊べたものじゃない。
それを見て「スマホや家庭用ゲーム機ってすごい高性能なんだなぁ...」と
謎の感動をおぼえ。。^^;

懐かしい記憶です。
快適に動作するPCがほしいと何度思ったことか。

自分に最適なPCを選ぼうと思うと、結構な知識が必要になってきます。

 ・自分は主にどんな用途でPCを使うのか
 ・その用途で快適に動作するためには、どの性能を重視するべきなのか
 ・その必要性能を満たせるPCは、一体どれなのか

家電量販店でPCを買うって、
実はすごい高難度な買い物なんですよね。

”自分で作る”という選択肢。シンプルなPCが欲しいなら自作するという手がある

既製品のPCって、最初からいろんなアプリが入ってるものです。
スタートボタンを押して出てくるメニューに
えげつない数のプログラムが表示されてないでしょうか。

「別にいいんじゃない?あって困るものじゃないし。」

と思うかもしれませんが、それは違います。
実はあって困るものなんですよね。。

既製品PCに最初から入ってる大量のアプリ達。
メーカーは気を利かせて入れてくれてるんでしょうけど、
あなたはそれらのアプリを一度でも使ったことがあるでしょうか?

はっきり言って、無いと思うんです。
最初から入ってるのに、一度も使われることのないアプリ達。
言葉を選ばずに言ってしまえば、”ゴミアプリ”です。

こういう不必要なアプリ、
使わないにも関わらず実は裏方で常に動作していることがあります。

見えないところで動いてるわけですよ。
使わないにも関わらず。

当然、動いてる以上はPCのパワーを消費します。
だんだんPCが遅くなってきたり調子が悪くなってきたりするのは、
こういう不要なアプリが裏でたくさん動いてることを知らないまま
使い続いてしまうことが原因の一つなんです。

そういう要らないアプリがまったくない状態のPCが欲しいと思うなら
いくつか手に入れる手段はありますが、
僕は”自作する”という方法をオススメします。

自作PCのメリット

自作PCという概念に初めて触れたという場合は
敷居が高く感じられるかもしれませんが、
自作PCはメリットだらけなんです。

1.  何の性能を重視するか自分で決めることができる

動画編集をするなら処理速度やストレージ容量を重視するべきだし、
快適にゲームをしたいならゲーム性能を重視するべきです。
あるいは欲張りに全部載せという選択肢もアリ。
自分で作るからこそ、用途に合わせて自由に性能のカスタマイズができます。

2.  PCを構成するパーツを自分で選び、こだわることができる

自作PCは、いくつかのパーツを組み合わせて作るものです。
パーツといってもコンデンサとかの電子部品のことではなく、
CPUやメモリや電源ユニットといった
ある程度完成された部品のことを指します。

パーツ自体、数としては10種類もありません。
ただ、それぞれのパーツごとにたくさんのラインナップがあって
性能や値段がピンキリです。
だからこそ、一つ一つを自分で選んでいく楽しさがあります。
10種類もないというのも、一つ一つをこだわるには丁度いい数でしょう。

3.  不要なアプリが一切ない状態から使い始めることができる

自作PCは、作って電源を入れればそのまま使えるわけではありません。
Windows 10や11といった”OS”が入ってない空っぽの状態なので、
自分でインストールする必要があります。

空っぽのPCにインストールするので、
当然インストールした後はOSだけが入っている状態。
いつも既製品PCを買ったら大量に入っている不要なアプリが一切ない、
”クリーンな状態”です。
きっと起動スピードの早さに驚くことでしょう。

4.  パーツを選んで組み立てる過程で、PCに関する知識が付きまくる

僕個人としては、これが一番大きなメリットだと思います。
応用が効きまくるんですよ、本当に。

例えば、PCでそれまでやったことのない分野に挑戦してみる場合。
Youtubeに動画投稿するために動画編集を始めたり、
ゲームをしてこなかった人がゲームを始めてみたり。

挑戦してみたはいいけど、どうもPCの性能が足りない気がする。

そんな時にPCの自作経験があると、
何の性能をどうやって強化すればいいのかがすぐに分かります。

ちょっと余談ですが、店頭に並んでる既製品PC、
搭載しているCPUやメモリの性能・型番が
値札と一緒に載ってることが多いですよね。
自作経験があると、あれを見ただけで
使わずとも大体の性能が分かるようになりますよ。

5.  トラブルにも圧倒的に強くなれる

これも大きなメリット。
PCの内部構造が分かってるから、トラブルが起こった時に
疑わしい箇所を特定するというスキルも身についてしまいます。

どうしていいか分からず、「もうダメだ買い換えよう」と
大金を出してPCをまるごと買い換える羽目になる人が多い中、

冷静に故障したパーツを突き止め、パーツ交換という最低限の出費だけで
見事にPCを復活させることができれば、
あなたは周りから尊敬の眼差しで見られること間違いなしです。

ましてそれが他人のPCであればなおさら、感謝もされるでしょう。
PC1台買い換えるとなると決して安い出費では収まりませんが、
パーツ交換なら数千円~数万円の出費で済んでしまいますからね。

自作PCのデメリット

メリットだらけの自作PCですが、
すべてを自分で選んで作るからこそのデメリットもあります。

1.  必要なアプリは自分でインストールしていく必要がある

メリット3でも触れていますが、自作PCはOSからインストールが必要です。
”クリーンな状態”ということは、裏を返せば”何もない状態”。
普段自分が使っているアプリも入ってないはずなので、
それらは自分でインストールしていく必要があります。

2.  PCのパーツや組み立て方に関する知識は必要

数種類のパーツを組み合わせるだけで作れるとはいっても、
どんなパーツでも組み合わせられるわけではありません。

パーツ同士を接続する端子の形状や規格が違えば
当然組み合わせることはできないので、最低限の知識は必要になります。

”知識”は自作PC情報誌を読んで身につけるのが手っ取り早い

自作PCに挑戦する上で一番ネックになるのは、やはり知識でしょう。

「興味は出てきたけど、経験なんてないし
 知識もまったくないし、何から始めたらいいか分かんねーよ」

という声ももっともだと思うので、
そんなあなたに僕も読んでるオススメな自作PC情報誌を紹介します。

それがこちら→ DOS/V POWER REPORT

自作PCの組み立て方はもちろん、
PCを構成する各パーツの売れ筋商品、性能比較、
レビューなんかがたくさん載ってる、自作PCの専門誌です。

文字がたくさん書かれてますが、写真もたくさん載ってるので
なんとなく眺めてるだけでも感覚は掴めてくると思いますよ。

「パーツってこういうもののことを言うんだ」
「あれ、意外と作るの簡単そう・・・」
「パーツはたくさんあるけど、組み立てる手順は毎回ほぼ一緒じゃん」
「これ、やり方さえ知ってれば小学生でも作れるんじゃね...?」

きっと読んでいくうちにそんなことを感じてもらえるはずです。
これ一冊読むだけで自作PCに必要な知識はすべて揃うので、
ぜひ読んでみてください。

おうち時間が増えた今だからこそ、新たな挑戦を

人と会う機会が減り、おうち時間が増えている今だからこそ、
新しいことに挑戦する良い機会かと思います。

時間がある今、じっくり知識をつけて
ぜひとも自作PCに挑戦してみてほしいなと思います。

とはいえ、行動は早いほうが良いですね。
PCパーツの中核となる半導体が世界的に不足してる状況なので、
あんまり時間をかけてると、欲しいと思っていたパーツが
品切れで手に入らなくなる可能性が出てきます。

せっかく自分で作るなら、自分が納得したパーツで組みたいですよね。
これは!と思ったパーツが品切れになってました、
なんて悲しいことにならないためにも、思い立った今が
行動を起こすベストタイミングです。

まずは知識から仕入れてみよう

長々と書きましたが、結局言いたいのは

  「自作PCは良いぞ」

ってことです。笑

不要なものが一切入ってないから性能低下が起こりにくいのはもちろん、
なぜ性能低下が起こるのか、その理屈もわかってくるから
事前に対策しておくことができるんですよね。

自分でパーツを選定して組み上げたものだから愛着も湧くし、
世界に1台しかないオリジナルPCになります。

何よりPC関連の知識が付きまくるのが良いですね。
一度身につければ、この先ずっと役に立ってくれる知識です。

まずはPC専門誌で知識を入れるところから、始めてみましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?